更新年月日・2012年6月18日




あいさつの力

「帰りの会のあとにB児に対して『運動会頑張ってね』と声をかけたら、『ありがとう!がんばる!』と笑顔で返してくれた。いつもあたり前のように『ありがとう』を使っているはずなのに、こんなに活き活きとした『ありがとう』は初めてだった。また、いままでの自分の『ありがとう』が恥ずかしく思った。もっともっと言葉のありがたみを充分に感じて生きていきたいと思った。」

先日、介護等体験で本校を訪れた実習生の日誌の一部分です。藤井前PTA会長が、よく「おはよう」「ありがとう」「しつれいします」「すみません」の「オアシスのあいさつ」がしっかりできるようにしようと呼びかけておられましたが、本年度、全学部で発達段階に応じた「あいさつ」の指導に取り組むことにしている本校の教職員にとって、この実習生の感想は勢いを与えるものとなります。

全身で喜びや悲しみなど様々な感情を表現する子どもたちから、私たちは毎日新たなことを学びます。また、言葉にならなくても表情や体の動きで一生懸命自分の気持ちを伝えようとする子どもたちから私たちは元気や勇気を与えられています。英語で教育を表す単語にエデュケーションという単語がありますが、語源は「導き出す」という意味です。子どもたちが発達段階や個性に応じた「あいさつ」の表現ができるように、一人ひとりがもっている能力を導き出すことが教員の役割であり、今年度の私たちの重点目標です。冒頭の実習生が覚えた感動をさらに多くの人にも体験してもらえるよう、そして共に育つ社会づくりに貢献できるよう、子どもたちのもつ力を引き出していきたいと思います。

                                           (教頭 山田 均)


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