更新年月日・2014年12月19日




たかが「清掃」、されど「清掃」

本校のシンボルでもある前庭の「けやきの木」の葉もほとんど枯れ落ち、本格的な冬の訪れを感じるようになりました。

気がつけば2学期もあと数日、新年まで2週間を切る時期となってしまいました。13日の交流フェスティバルには多くの地域の方々や保護者の方々にご来校いただき、文字通り貴重な「交流」の場を持てたこと、そして地域の皆様との「つながり」を肌で感じることができたことは、本校にとってもまた新たな財産となりました。今回の交流フェスティバル開催にあたり、多方面からのご協力・ご支援をいただいたことに、実行委員会のメンバーの一人としてあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、約3か月半という長い期間の2学期でしたが、児童生徒達がさまざまな学習に意欲的にまた主体的に取り組んでいる様子がよく見られました。特に、10月の学習発表会や小中学部を中心とした11月の宿泊行事、高等部の実習と大きな行事の連続ではありましたが、自分の役割や仕事をしっかり理解し、落ち着いた中で行事に参加しているという印象を持つことができました。

ところで、年末を迎え、大掃除の時期がやってきました。職員室前の廊下や職員玄関の窓、そして体育館の床はいつも"ピカピカ"で大掃除の必要がないくらいきれいです。というのも、「けやき」10月号でも紹介させていただきましたが、毎朝、高等部3年生の有志数名が、決まった時間に自分の仕事として廊下や窓、体育館の床の清掃をしてくれているからなのです。これは昨年度の卒業生から受け継いだ活動でもあるのですが、清掃道具の入ったカートを自分で準備し、所定の場所を決められたとおりの方法で、ほうきやモップまたはぞうきんなどを使いながら丁寧に作業をしている姿にはいつも感心させられます。掃除の方法にはいろいろなやり方があり、つい自分がやりやすい、やり慣れた方法で掃除をしてしまうことが多いとは思うのですが、「仕事としての清掃」を考える場合、いかに決められた方法(マニュアル)通りに作業できるかということがとても大切で、その知識や技能が求められることが多いのです。なぜならば、それが安全面や効率面に配慮した作業をすることにつながるからです。

ほんの一例ですが、毎朝校内を掃除している生徒たちも、マニュアルや先輩たちが伝えてくれたアドバイスに従って、ほうきやモップを使う際には、柄の先端部分に必ず親指をかけて掃除をしています。それは、掃除をしながら周囲の人にほうきやモップの柄の先端が当たってけがをさせたり、迷惑をかけたりすることがないようにするための大切なポイントなのです。それ以外にも、上級生から受け継いだ、普段気がつかないような掃除のポイントを確認しながら、彼らは毎日一生懸命、「掃除」という一つの仕事に『自信』や『やりがい』を感じながら取り組んでいるように思います。そして、この『自信』や『やりがい』こそが、今後の彼らの「主体的な学び」の原動力となり、あらたな挑戦につながっていくのではないかと考えています。

「たかが清掃、されど清掃」です。ぜひ、この冬休みのご家庭での大掃除の機会も一つの「学びの場」として活用していただければと思います。皆様どうぞよいお年をお迎えください。

                                         (教頭  安藤 徹)


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