更新年月日・2015年6月17日




風景画

新学期もあっという間に2ヶ月たち、6月になって高等部では現場実習も始まっています。小学部の運動会も好天の中で行われ、分教室の修学旅行、沖縄では南国の思い出をたくさん作ったようです。一方、高等部の修学旅行は北海道で、ちょっと寒かったようですが、札幌ラーメンや小樽の体験学習など楽しい経験をしてきたようです。中学部でも先週末に運動会が行われました。職員室で仕事をしていてもグラウンドから練習の声が聞こえてきて活気のある学校の一風景が感じられました。


絵画には人物画や静物画そして風景画があります。私は何故か風景画が好きです。心に残る風景画があります。それは私が小学校の頃に父が描いた水彩画です。何の変哲もない山の端が画面を斜めに構成されて青空が広がっている絵なのですが、何故かこころに残っています。ブリューゲルの「冬景色」のような絵なのですが、父が絵の手ほどきをしてくれた最初の絵だったかもしれません。父が何故、絵を教えてくれたのか覚えていませんが、その絵は私の部屋の壁にずっと掛けてありました。不思議なことに絵の青空を見ていると吸い込まれるような、自由になったような気持ちになりました。それから父とは絵の話をしたことはありませんが、私は夢中になって絵を描いていました。気がつくと校内写生大会などではいつも賞を取るようになっていました。風景画が好きになったのは、大きな要素の空と大地、そしてその中に様々な人や車など絵を盛り上げるいろいろな事物を描き込み、一つの世界を作っていく楽しみが分かってきたからです。風景画に登場する様々な事物が関係し合い一つの物語になったり、世界を作ることは、音楽家がオーケストラを構成して演奏するような感じに似ているように感じました。


職員室で仕事をしながら聞こえてくる様々な音(音楽の授業のピアノ音や子どもの歌声、技能技員さんが掃除する音など)学校は色々な事物から成っていて、全体が一つの風景画になっていると感じました。いい風景画が描けるように仕事しなければ・・。と思いました。

                                         (教頭  田中 太賀志)

このページの先頭へもどる

このページに関するご質問は、神奈川県立瀬谷養護学校にお問い合わせください。 ⁄ サイトポリシー・免責事項・著作権