更新年月日・2015年12月16日




「一年を静かに振り返って」

本校の教育活動に関わっていただいている全ての皆さまのおかげで、間もなく2学期が終了するところまでまいりました。同時に、平成27年(2015年)未(ひつじ)年の終わりも近づいております。

思えば、本年は、年明けから秋までの間に、体育館の補修工事、大食堂の天井工事、水道管工事、高架水槽の補修工事と続き、昭和46年(1971年)開校の校舎が、さまざまな困難に見舞われた一年でした。

しかし、一方で、けやき7月号でも触れさせていただいた通り、課題に直面しながらも、その都度、児童生徒・職員のみならず、関係者が一丸となってその課題を乗り越える力を蓄えて来た、充実の一年でもありました。

さて、一年の「年」は、意味の上では「稔」という言葉から発生したという話を伺ったことがあります。「稔」とは、すなわち、「草木や穀物がみのること」を意味し、その周期が「年」という時の流れを表す表現につながっているということです。

子どもたち一人ひとりにとって、今年一年の「稔(みのり)」は、いかがだったでしょうか。毎日一緒に過ごしていると、その成長に気づきにくいことも多いと思いますが、一年(稔)という尺度で見つめ直してみると、一人ひとりが確実に成長していることに気づかされることでしょう。また、例え大きな成長が実感できなくても、大切なことは、自然界においてもそれぞれの稔りの周期や度合いが違うように、子どもたちが成長する周期や度合いも、一人ひとり違って当然であることを忘れずにいることだと思います。

そして、このことは、私たち大人にとっても同じです。念頭に立てた計画や目標が、この一年間で達成できたかどうかを振り返るとき、決して過小評価や過大評価はせず、その稔り具合を冷静に見つめ、少しでも達成できたことには素直に喜び、到達できなかった目標については、修正しつつ改めて次年度の目標に送る、そんな心のゆとりを持ちつつ、温かい気持ちで自己評価をしたいものです。

何はともあれ、今年一年を、それぞれの在り方で終えることができることに謙虚に感謝しつつ、一年を静かに振り返ることができればと思います。

来年が、皆さまにとって新たな稔りの一年になりますように。良いお年をお迎えください。

                                         (校長  田所健司)

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