更新年月日・2016年3月9日




「終わりは始まり」

平成27年度が間もなく終わろうとしております。今年度も、保護者の皆さま、地域の皆さまのお蔭で、小学部85名、中学部67名、高等部124名、計276名が、卒業・進級の時を迎えることができました。関係の皆さまには、大変お世話になりました。この紙面をお借りし、学校を代表してお礼申し上げます。

さて、毎年のことではありますが、年度末は、学校においても1年間のまとめの時期であり、卒業式・修了式・離退任式という「終わり」の行事が行われます。一人ひとりが、一定期間の活動を終えて、仲間たちやそれまでの自分に別れを告げる季節です。たとえどんなに離れがたい相手であったとしても、やむを得ず「さよなら」を言わなければならない、悲しい季節でもあります。

しかし、視線を転じると、その先で私たちを待ち受けているのは、進級であり、入学であり、社会人としての出発であり、新しい仲間との出会いであり、新たな人生の幕開けでもあります。

世の中は、どんな側面に目を向けるかで180度変化していきます。「できない」ことに目を向ければ、課題ばかりがクローズアップされて、否定的な気持ちになりますし、元気もなくなってしまいます。一方で、「できる」ことに着目して見つめ直せば、人間とは、何と可能性に満ち溢れた存在なのかという喜びに気づき、新たな力も湧いてきます。

けやき7月号でも、「ピンチをチャンスに」というお話をさせていただきましたが、この世界はまさに表裏一体。ピンチだけに目を奪われると、チャンスを見逃してしまうように、「終わり」の悲しみにばかり目を奪われていると、「始まり」のきっかけを見失ってしまいます。

別れの季節の先にある出会いの春に向けて、勇気をふるって、次の一歩を踏み出してみましょう。「終わりは始まり」という言葉を胸に、一人ひとりが新たな旅立ちの季節を大切にできますように。

                                         (校長  田所 健司)

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