更新年月日・2017年1月17日




新たな「みのり」と出会える一年に

平成29年(2017年)が始まりました。新年明けましておめでとうございます。

この新たな年を、皆さまはどのような気持ちでお迎えになったでしょうか。 以前にも触れさせていただいたことがあったかと思いますが、一年の「年」は「みのり」を表す「稔」にも通じています。年頭のあいさつに「今年も実り多き一年に」という言葉が多用されることからも、私たちの心の中に、何かを実らせたいという思いが、脈々と流れていることが感じられます。

さて、皆さまにとって、昨年の「みのり」はいかがだったでしょうか。 本校にとっては、児童生徒が、一日一日を喜怒哀楽とともに味わって年が暮れ、また新たな年を迎えることができたという「みのり」の一年でした。 当たり前のことと感じる方もいらっしゃると思いますが、一緒に新たな年を迎えて、「おめでとう」という言葉を交わし合うことが、最も価値のある「みのり」であることを忘れてしまうと、それ以外の様々な「みのり」を味わうことはできなくなってしまいます。

例えば、年末に、いつものように取り上げられる世界や日本の「十大(重大)ニュース」。そして、日々マスコミをにぎわせ、繰り返し報道された事柄。特定のことばかりがクローズアップされ、世の中を総括的に見ることに慣れてしまうと、私たちの日常にあったはずの多様な「みのり」の姿が影をひそめてしまいます。また、世間を騒がせた出来事も、自分との関係性を整理して受け止めていなければ、一過性のものとなってしまいます。今思えば、あの熱狂や騒ぎは何だったのでしょうか。

年明けの穏やかな時の流れの中で、少し社会の動きから離れて静かに考えてみると、新聞やテレビやネットに取り上げられた事件や出来事よりも、むしろ私たち一人一人の日常にあった出来事一つ一つが、それぞれに意味がある「みのり」であり、それぞれの「いのち」を生かすための力になっているという事実に気付かされます。

私たちが、毎日、目覚め、活動し、生きているということ、一人一人が「いのち」そのものであるということ、そして、私たちの日常を取り巻く全てが「みのり」であるということに気づくとき、自分と世界が、生まれ変わったように見えるはずです。新年を迎えた喜びを、今年第一の「みのり」ととらえて、改めて「実り多き一年」にしていきましょう。

本校も、児童生徒一人一人の毎日の新たな「みのり」を、大切にできる学校であり続けたいと思います。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


                                         (校長   田所 健司)



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