更新年月日・2017年2月15日




かけがえのない素敵な人生を 〜映画から学ぶ〜

先日、春の気配を感じる柔らかな陽射しが降り注ぐ中、大和東・南分教室と三ツ境養護学校瀬谷西分教室合同の持久走大会が瀬谷市民の森で開催されました。1周1kmのコースを男子は5周、女子は3周しましたが、みんな懸命に走り抜き、参加した約70名の生徒全員が完走しました。優勝は男女ともに大和東分教室の生徒と大健闘を見せ、表彰式では「来年も優勝したい!」と力強く語っていました。皆さん本当にお疲れ様でした。

私は映画鑑賞が大好きで、よく借りてきて観ます。数日前もトム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ一期一会」(1994年)という映画を借り、久しぶりに観ました。ずいぶん古い映画ですが、皆さんはご存知でしょうか?生まれつき体は弱いが、足はめっぽう速く、誰よりも純真な心を持つ主人公のフォレストが「俊足」と「誠実な心」と「運」まで味方につけ、次々と人生を好転させていく半生を描いたヒューマンドラマです。心を揺さぶられる数々の名言があることもこの映画の見どころで、彼の母親が、亡くなる直前フォレストにこんな言葉を残します「人生はチョコレートの箱のようなもの。食べてみるまで中身はわからない。だからその手で箱を開け、どんな形のチョコレートを選びとるかは自分で決めるのよ」人生をチョコレートの箱にたとえ「自分の人生は自分で決める」ことの大切さを説くシーンは大変印象的です。あくまでも映画の中の世界ですが、学ぶべきことの多い秀作だと思いますので、ぜひ御覧になってみてください。

実は私の知人のお子さん(現在大学生)ですが、このフォレストと同様の人生を歩んでいる青年がいます。幼少の頃から落ち着きがなかった彼は、小学時代に発達障害と診断され、ご両親は「将来が心配」と真剣に悩んでいました。ところが、中学時代に自らの意思でラグビーを始めたことが、人生の転機となります。強豪高校に進学した彼は、1年からレギュラーに抜擢され、3度の全国大会(花園)出場を果たし、さらに大学ではU20の日本代表にも選出される程の選手に成長しました。そして今もなお活躍中です。

私は、自分に与えられた「良さ」を生かし、自分で選んだ道に向かってベストを尽くしていれば、いつかその「良さ」が大きな力になり、この映画の主人公や私の知人のお子さんのように、自分にしか描くことのできない素敵な人生にたどり着くのではないかと思います。また、いつまでもそう信じて生きていきたいものです。

間もなく卒業式を迎えますが、特に高等部3年生の皆さんは、長年通った瀬谷養護学校とも間もなくお別れです。これから、それぞれの道に進む皆さんは、おそらく期待よりも不安の方が大きいかも知れません。そんなときは「瀬谷の子賛歌」を口ずさみながら頑張ってください。そして、自分にしかない「良さ」を「力」に変え、かけがえのない素敵な人生を歩んでいってください。


                                         (副校長  石倉 隆之)



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