更新年月日・2004年6月30日




校外宿泊、たくさん体験しましたね

梅雨になりました。どくだみの白い花(がく)が湿地を覆うように咲き、独特の臭いを辺りに漂わせます。生き物がみんな生き生きする季節です。

校外学習、遠足、校外宿泊学習と、どの学部も梅雨の晴れ間を縫うようにして出かけています。先日は小学部高学年の校外宿泊学習(横浜あゆみ荘)に同行しました。荷物番よりだれかの担当をさせてもらうといいと思っておりましたら、A君と行動をともにすることになりました。

バスの中では、「あゆみ荘へいこう」の歌が響きます。係の先生からスケジュールが写真を使ってわかりやすく示されます。となりに座ったA君がお漏らしをすると、担任の先生がさっと後ろの方につれていって手際よくさっぱりしてくれました。あゆみ荘でスクールバスを降りると次は電車です。簡単な移動かと思って駅の構内の近くまでくると、A君はとたんにいやがり座り込んでしまいました。構内がなにか暗くて入るのが怖かったのでしょうか。それとも見慣れない場所がいやだったのでしょうか。なんとか両脇を抱えて券売機までたどりつきます。先生から小銭入りのさいふが渡されました。A君に10円玉をひとつ渡す、A君はそれをゆっくりコインの入り口に入れます。白いお金と茶色いお金、区別はまだむずかしいけれど6個の10円玉が上手に入りました。A君にランプのついたボタンを押してもらいます。切符がすっと出てきて、「ほら切符だよ」と促しますがそれをとってはくれません。手を添えて切符をとります。次の関門は自動改札です。「ここに入れるよ」と手を添えて入れると、切符はすっと引かれてずっと先の方から出てきます。A君の目はどこを向いているのかな。小さな薄い紙切れ。まだA君の目には意識されていません。むりやり取らせてあわてて中に入ります。集団で動くときはそうはゆっくりできません。

レストランでの食事、公園遊び、あゆみ荘での夕食、集会、やっとお風呂の時間です。体育館のような訓練室でみんなで順番を待ちます。B君は順番が待てそうにもありません。出入り口に陣取っている私のところに泣き顔で訴えますが、「もう少し待っててね」といわれ、部屋の中央に走って行くとまた哀しい顔で入り口にやってきます。10ぺん以上も同じ繰り返しになって、なんともかわいそうでしたがやっと「お待ちどうさま!」の声がして扉が開きました。よかったね。行っておいで。

就寝時刻9時。一日中走り疲れたのか期待はずれなくらいあっという間に3人の子どもたちは夢の中に。ひさしぶりに子どもたちと一緒に寝ることができて癒されました。

いつもとは違った二日間。いろいろな体験をしたようです。お子さまの人数だけエピソードがあります。というより毎日エピソードがつまっているのが学校です。覚えた、できたという結果も大切ですが、そこにたどりつく道すじに起こる小さなできごともよく見れば意味があり、大切なものです。一つひとつが自分の肥やしになっているのですから。

                                       (校長 菅原 雅彦)


小学部の学校生活

小学部の音楽は、1年生、2年生、3・4年生、5・6年生の4つグループに分かれて、授業が行われています。1.鑑賞 2.身体表現 3.器楽 4.歌唱の活動を通して、音楽についての興味・関心を持ち、その美しさや楽しさを味わうようにすることが目標です。それぞれの授業の様子を、担当者よりお伝えします

1年生

今、行っている音楽を紹介します。 「ゴリラのおんがくかい」・・・太鼓を使って、?エッホエッホエッホッホ♪のリズムに合わせて、たたきます。みんな大好き!です。 「雨ふりくまのこ」・・・パネルシアターを見ながら歌っています。ジーッと見入ったり、身体を揺らしたりしながら見ています。もちろん歌もうたっています。 「洗濯物ゴシゴシ」・・・クラスごと、3人組、等 いろいろな小グループを作り、触れ合って遊びます。

2年生

火曜日の午後と金曜日の午前中に B棟音楽室で授業があります。パワフルな19名には少々狭い場所ですが、毎時間、元気な声と力強い楽器の音を響かせて、とても楽しく学習を展開しています。月ごとに 学習のテーマを持って、4月は「春」、5月は「ちきゅう」、6月7月は「水」、というように 季節感を盛り込んだ選曲をしています。5月に行った「ちきゅう」シリーズでは、「ちきゅうをまわそう」という歌に合わせて 友達と輪になり、スピードをあげながらグルグル回る身体表現が大人気。そして今は、雨音や海の音を感じながら、レインスティックや、マリン缶(水の流れる音をきく)での音作りに 少ししっとりと取り組んでいるところです。

3・4年生

目標にある4領域の活動を通して授業を進めています。鑑賞では、パネルシアターやポケットシアターなど、歌に合わせて小道具が飛び出すところを見たりします。食べ物の名前が出てくると、釘付けになってしまう人もいます。身体表現は、わらべ歌やダンスなどをします。「あぶくたった」のくすぐり遊びでは、ドキドキしながら楽しんでいる人も・・・。2人組のダンスでは、自分の好きな友達と楽しむ人もいます。器楽は、小太鼓など、打楽器を使うことが多いのですが、今は、曲にあわせて拍打ちで叩く練習をしています。片手で叩く人、両手で叩く人、両手を交互に動かして叩く人など 様々です。中には、曲のリズムに合わせて叩く人もいます。今年度より、簡単な旋律を、「チャチャチャおもちゃの チャ・チャ・チャ(ソ・シ・ド)」のように鉄琴で練習した人もいました。

5・6年生

元気いっぱいの高学年のみんなは、歌うことも踊ることも、そして楽器を演奏することも全部好きです。特に昨年から取り組んでいる和太鼓は、「やりたい人!」というと たくさんの手が挙がります。「ドンドンカッカ ドドンガドン」なんていうリズムも叩けるんですよ。最後の「ドンドンドン ヤア!」の部分は、どの子もかっこよくポーズを決めることができます。歌にも力を入れていて、「殿様蛙出世小唄」では「ピッピ」、「ブータソング」では「ブンチャカチャ」 などの歌詞をマイクを持って元気よく歌っています。ダンスはさすが高学年。先生の助けをかりずに 友達同士で楽しく踊れます。活気あふれる音楽の授業は、準備・片づけもみんなで協力して行っています。                  


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