更新年月日・2005年9月30日




大災害への備えは?

きつい残暑が終わって秋の涼しさを感じるころになりました。子どもたちは元気に文化祭に向けて練習に励んでいます。近年、児童生徒増のため学年単位の発表になってきました。今年度からは分教室も参加します。今年もいっぱいのプログラム、楽しみにしていてください。

仮称おやじの会も今年からツドームの会となり、夏休みにロータリーの除草をしてくださいました。ありがとうございました。

この夏8月27日に、北アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」による被害は、とてつもない大きいものでした。水害が重なって一週間たってもまだ孤立している人が何万人もいるという状況で、水も食料もトイレもなく、衛生状態が極めて悪化しているとの報道でした。

天災は人の想像を超え襲ってきます。横浜市のような首都圏では一時的には孤立しても、早期に復旧する力を持っていると思いますが、ライフライン(電気ガス水道)の切断というのは、そう簡単には回復が期待できません。3日間ほどは何の支援も得られないというのは、十分ありえることです。

本校の正門わきに「一時避難所」という緑色の十字マークの看板がかかっているのをご存知でしょうか。その昔、境川がまだ整備されていないころに氾濫して周辺に大水が出て、本校も水に浸ったときいています。この時近隣の人々が避難してこられた経験があります。

県立の盲・ろう・養護学校が、地域(市町村)から要請があれば、地震等の大災害のおりに障害のある人やその家族の避難所として機能することが決まりました。これは阪神淡路大震災や新潟県中越地震のおり、障害のある人が避難所で暮らすことがたいへん難しかったからです。養護学校はバリアフリー化されているからという話しがあったらしいのですが、本校をみるかぎりバリアフリー化された箇所はありません。

しかし、避難所として指定された場合はどのような条件を満たさなければならないか、これも難しい問題です。学校に子どもたちが全員いる時と、夜中のようにだれもいない時とでは全く対応が変わってしまうのですが、避難所となると常時その機能を発揮できるような職員体制をとる必要があります。もし市から要請があった場合、どのような約束事ができるのか考えておく必要があります。

県立学校の耐震化は済んでいるような報道があるのですが、耐震診断が済んでも○ならいいのですが×では困ります。本校でも耐震工事が終わったのはC棟、B棟のみです。頼みの体育館はどうなのか、中心に大きな天窓のある食堂は使えるのか、誠に不安があります。

地震直後の安全な校舎はどこなのか、どうやってそれを判断するのか、3日分しかない備蓄食料・飲料水でどうするのか、トイレはどうなるのか、本校の子どもたち以外の避難者への対応(居場所、食料飲料水、トイレ、防寒具など)をする余裕があるのか、負傷者の対応はどのようにするのか、防寒用具・夜間照明はどうするのかなど、どのように想定すればいいのか分からない難問ばかりです。

これからは今まであまり考えてこなかった「避難所運営訓練」が、現実的でやらなければならない課題のように思います。しかし、これは食料や飲料水を消費するので大きな予算がかかりますから簡単にはできませんが、障害児をある程度の期間、設備のないところで過ごさせることの難しさは擬似体験してみないと分からないことです。

防災の日は過ぎましたが、災害への備えはいつも状況に合わせて見直していく必要があります。皆様から、避難所のことなども含めて、ご意見をいただければありがたいと思います。

                                       (校長 菅原 雅彦)


高等部の行事・学校生活

行事の多い2学期が始まりました。高等部は早速校外での活動があり、今回はその内容をお伝えします。

1学年 遠足 新江ノ島水族館

「何が一番楽しかった」と、それぞれ生徒に聞いてみると誰もが「イルカのショー」という返事でした。あのイルカのジャンプはインパクトがあり、私もイルカのジャンプの度に「わー。おぅー。」と声を発していたぐらいです。館内は暗くて少し苦手のような生徒もいましたが、イルカのショーばかりはみんなが目を輝かせて見ていました。イルカを見ていたときのみんなの笑顔は最高でした。お昼ご飯もお腹いっぱいになって大満足。帰りの電車の中では、はしゃぎ疲れたのかウトウトしている姿も見かけるほどでした。

2学年 宿泊学習 月夜の浜で──  高2宿泊テントてん末記

強風に煽られ辛うじて立っているテント。この中で宿泊1日目の夜が始まった。

高等部2年生は9月14日から16日まで、2泊3日、三浦ふれあいの村で宿泊学習を行った。初日のメインはまずバーベキュー。十二分に食べ尽くしみんな満足顔。次のメインはテント泊である。希望者を募り、4張に10人。強風そして寝心地の悪さにすぐに2人脱落。残った生徒、教員は覚悟して一夜を過ごす体制に入った。猛烈な海風でテントの支柱が歪む。

パタパタと大きな音でテントがはためく。斜面に張ったので、寝返りを打つ度に滑り易いテントマットの上を身体は低い方へずれていく。そのためみんなテントの低い片隅に窮屈そうに固まって寝ている。夜半、風がパタリと止んだ。今度は風が入らない。寝袋のため一層暑い。テントのチャックを開けて風を入れる。とたんに蚊の猛攻が始まった。とても眠れる状況にはなく、外に飛び出す。しかし、そこには別世界があった。もう冬の星座が東の空に輝き、流星も走った。海には灯台の灯。出漁する船の灯。眠っている生徒の寝息を聞きながら、眠れぬままにこの草稿もできあがってしまっていたのだった。

3学年 遠足 日産スタジアムとラーメン博物館

「日本のスポーツ文化、食文化を知ろう!」と私たち3年生は9月15日に日産スタジアムとラーメン博物館へ行ってきました。最初に行ったスタジアムではツアーボランティアの方のお話を聞きながらの見学。VIPシートに座ったり、音楽に合わせてグランドに入場したりとなかなかできない体験をしました。またブラジルロッカールームやウォーミングアップルームはみんな大喜び。ブラジルの選手のフォームを体に当て写真撮影をしたり、選手になったつもりでボールを蹴ったりしていました。

見学が終わると、もうお昼。おなかペコペコでラーメン博物館に向かいました。ラーメン博物館では各クラスに分かれ、ラーメンを味わいました。行った店は違いましたが、どの店もそれぞれに美味しかったようです。

帰りの会では「ラーメン、美味しかった人」の問いにみんなから「美味しかった〜」の声と笑顔が返ってきました。心にも体にも満足の遠足になりました。


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