更新年月日・2005年12月22日




安全への備えは?

大山山脈がうっすらと白く覆われて、寒波とともにいよいよ冬本番に入ったようです。子どもたちも二学期の多彩な学習をほぼ終えてクリスマスやお正月を待つおだやかな気持ちかなと思います。しかし、学校の外に目をやると大きな出来事が矢継ぎ早に起こっています。

世間はマンション問題になってしまいましたが、アスベストの問題では、本校も検体を出して調査してもらっていました。結果は「アスベストの含有なし」。胸をなでおろしています。

世界規模での流行が懸念されている新型インフルエンザの予防に国レベルで対策行動計画を立てて対応を始めました。これを受けて神奈川県も12月中旬までには独自の行動計画をつくることになっています。人類が一度も遭遇したことのないインフルエンザだということがとても恐ろしいことですが、予防にはやはりうがい、手洗い、マスクというきわめて当たり前の対策がもっとも重要ということです。日頃からていねいに取り組んで上手にできるようになってほしいものです。

また、一年を振り返ると学校に関係したお子さんの事件が多くありましたが、中でも11月、12月の小学生の悲しい事件に私たちの心が痛みます。学校の安全安心への願いに終わりはありません。特に登下校の安全確保が子どもたちにとって一番身近でありながら危険をいっぱいはらんでいるという問題をどのようにしたら解決できるのか、全国で知恵を出し合っています。自治体によっては小学校でもスクールバスを出すように予算立てしたところもあったそうです。本校にあっても考えていかなければならない問題です。

学校と竹村町バス停までの間の通学路は、今後路線バスの利用が相当増えることが予想され、大人の目で見ていかなければという思いでいっぱいです。今、高等部では交通安全の目的ですが、下校指導が再検討されバス停付近の安全強化を図っています。また、学校から瀬谷駅までの通学路も設定されています。ほぼ30分、2Km程度の道のりを毎日歩いていますが、住宅街というのは車は通っても意外に人通りは少ないのです。一方表通りである瀬谷柏尾道路は、駅周辺以外は道幅が狭い上に歩道もない部分が多いためとても危険で歩けない通りです。

養護学校は地域のお子さんが通う小学校とは違って、通学範囲が広域に渡っていることから地域の方々の支援を受けることは難しいのが実情です。

小中学部のお子さんはほとんどスクールバスやご家庭での送迎(最近はNPO法人の送迎サービスを利用している方も多い)となっていますので安心ですが、高等部では自力通学をしているお子さんも相当数おり心配をされている方も多いと思います。養護学校の子どもたちの安全を自分で守るというのは非常に難しい課題なのですが、社会のなかで自立して生きていくためには発達段階に合わせた「危険から身を守ることを学ぶ」ということが重要なことだと思うのです。うがいや手洗いも、また危険回避も生きる力の大切なひとつであるのです。

                                       (校長 菅原 雅彦)


修学旅行にいってきました

中学部

中学部3年生は、11月9日(水曜日)〜11日(金曜日)の3日間、静岡県南伊豆(伊東・下田)に行ってきました。11月にしては、気候は暖かく過ごし易かったです。近場ではありますが、動物の大好きなこの学年の生徒に楽しめる行き先をと選びました。

1日目は伊東にある道の駅から船に乗りました。船底には窓ガラスがはめてあり、海岸沿いで停泊し海中の魚を見ることができ、きれいな色の魚などに歓声が上がっていました。また、当日波は穏やかなほうで、周遊中は富士山を見つけたり飛び魚を見つけたりと楽しむことができました。

2日目のメイン活動は、乗馬です。大人の背よりも高い馬の大きさに驚きつつも、色の違うどちらの馬に乗ろうかと興味津々で順番を待っていました。友達の乗馬の様子に「かっこいい〜」「すてき!」との歓声も上がり、馬上からは手を振り返す余裕を見せる人もいました。馬のリズムに合わせ「お馬さん、パッカパッカ」と乗った人、最高の笑顔で乗り降りてからも側にいたがった人‥とても良い活動ができました。このほかに、海藻を使った押し葉でコースターを作ったり、海岸をのんびり散策したり、自然にできた大きな砂の滑り台でそり滑りをしたりと目一杯普段できない活動を楽しみました。

3日目、最終日のメイン活動は下田海中水族館でのイルカにふれる活動です。服の上から胴長を着用して海に入りイルカのすぐ側で見て触るグループと、餌をやるときに係員が押さえている間に触るグループとに分かれて活動しました。事前に練習した成果を発揮し、胴長着用をすませ、イルカが側に来てくれるかドキドキしながら海に入りました。胴長のおかげで海水の冷たさは全く感じず、全員イルカに触ることができ、終わってからは達成感を持つことができたようです。

伊豆ならではの新鮮な魚介類を中心とした食事もおいしかったですし、海に面している座席に座り大きな窓越しに海を眺めながらの伊豆急などの乗り物も楽しめました。迎え入れてくれた田牛の方たちの温かさも思い出に残る3日間となり、ご家族を始め多くの人に支えられて無事に済んだことを感謝しています。

小学部

今年の修学旅行は、観光バスを借り上げ中伊豆方面に行きました。1日目は三津シーパラダイス、2日目はサイクルスポーツセンターでたっぷり遊びました。宿舎はサイクルスポーツセンターに隣接するファミリーロッジ「サイテル」でした。

事前学習は、校外学習で新江ノ島水族館に行き、水族館のイメージを持てるようにしました。音楽の授業では歌とパネルシアター「すいすい水族館」を学習しました。また図工の授業ではジャンボ水族館を作り文化祭にも展示しました。「こどもの国」への遠足ででは自転車乗りの体験をしました。生活の時間ではお土産を買う練習をし、海の幸を味わう外食体験もしました。仕上げに校内を旅行の目的地に見立てて回るバスごっこをしました。

一日目は、子どもたちは大興奮の中バスに乗り、全員そろって出発しました。シーパラダイスに着き、海の見えるレストランで海の幸を食べました。イルカやアシカ、トド、ダイナミックなシャチのショーを見ました。遊覧船でのんびり湾内を巡り、ティータイムで好きなものを食べ、シーパラダイスの隅から隅まで満喫しました。  宿での夜の集いではみんなの大好きな水族館の歌を、ブラックライトを使ったパネルシアターで楽しみました。

二日目は、朝の澄んだ空気の中を、目の前に富士山を見ながらサイクルスポーツセンターまで歩きました。ジェットコースター、メリーゴーランド、何十種類もあるおもしろ自転車に乗って遊びました。お昼までたっぷり遊び、お土産を抱えて帰路に着きました。

修学旅行に向けて時間をかけて準備してきたことで、活動に興味を持てるようになったり、期待を膨らませて当日を迎えたりすることができました。子どもたちは旅行を通して、12人が今まで以上に仲良くなり、一人一人が大きく成長しました。


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