更新年月日・2006年9月27日




特例子会社を訪問しました

夏休み中に、保護者対象の見学会や本校の先生の企業研修先となった特例子会社を、お礼かたがた数社訪問する機会がありました。私もかつては進路指導担当として多くの企業や施設・作業所をまわりましたが、当時は特例子会社という概念はありませんでした。今回各社の部長さんなどから直接聞いたお話や、見学した職場の様子、働いている障害者の姿、仕事の進め方などは大変新鮮で魅力的なものでした。現在、特例子会社は全国に約200社、神奈川県には25社をすでに超える数あって今もどんどん設立されているそうでとても嬉しい話です。

印象は、職場が違えば雰囲気もかなり違うし仕事の仕方も違うのですが、どこでも皆さんが非常に生きいきと働いていて、外部の人に対する礼が徹底していることを実感しました。仕事を正確に、しかも能率的に進めるための改善提案は多くの職場で行われていて、どうすればもっと間違えずに、もっと速くできるようになるか、自分が主役となって「考える」ことが大切にされているように思えました。

また、一般的な見学ですと仕事をしている場面しか見ることはできませんが、今回は朝の仕事が開始する前の自然な姿や、朝の始業打ち合わせの様子から見させていただきました。各社での印象を少しレポートしてみました。

当番(日直)が今日の自分の話題を話す等養護学校とよく似ていましたが、今日の自分の目標(「○作業に挑戦!」など)を確認したり、最後に職場の目標を皆で大きな声で唱和したりなど、一人ひとりが会社に貢献する社員であることを自覚させられる瞬間でした。

初めての訪問者である私に、皆が自分から「おはようございます」と声をかけてきて、胸の名札を指して「私は○○といいます」と自己紹介してくれるのには感服しました。休み時間にはきちんと「何にしますか」ときいてコーヒーをいれてくれました。

自由に好きなことを書ける白板が置いてあって好き勝手に書いてありました。1ヶ月過ぎると消さなければいけないのですが、これは学校にもあったら楽しそうです。

特例子会社では本体である親会社の中にあるところも多いので、朝の打ち合わせが終わるとすぐに本体工場の中の職場に入っていく「出向型」の人もいます。一日の仕事が終わるとまたここにもどってくるのです。

「プラス ワン」を目標にしている職場では、仕事に慣れて徐々にゆとりができてくると、自分がやるべき仕事にひとつ何かをプラスしていくといった「向上の精神」が培われていました。

またある職場では、小さいけれど沢山の量の部品の傷の有無を検査して不良品を取り除くという難しい仕事をしていたり、コンピュータでの在庫管理的な仕事をしていたりと、それぞれの適性をよく見つけて意欲を持たせていると思いました。

できるようになった仕事を1ケ月ごとに評価し、社員全員分を一覧表にして掲示してあって、一目で自分のできる仕事がわかるようになっていて、「自分もこの仕事ができるようになりたい」など挑戦する姿勢がつくられるようにしている職場もありました。毎日の業務日誌をつける時間も組み込まれていて、起床時刻、就寝時刻を書く欄までありました。社員のプライベートな生活面にはあまり踏み込まないけれども、暖かく見ていてくれる人がいるという印象を受けました。

「障害者自立支援法は就労を強化する仕組みになっているということです。次回はこの仕組みがどうなっているのか調べてみたいと思います。

                                       (校長 菅原 雅彦)


『修学旅行本番が楽しみになってきました』〜中学部3年生〜

中学部3年は9月12日、新横浜駅へ校外学習に行ってきました。

これは10月31日からの修学旅行(京都)へ向けた事前学習として新幹線を見に行くという学習です。2学期から新しい友達を迎え、13名になってから初めての電車を使った学習となりました。

小雨の降る中でしたがスクールバスと電車を2本乗り継いで新横浜へ向かいました。3年間のまとめとし て切符や入場券は自分で購入しました。車内でのマナーも落ち着いていてさすが3年・・と納得できる様子でした。

新幹線ホームに着くと直後に黄色の新幹線がすごい勢いで通過していきました。こんな色の新幹線のことは事前学習でも扱っていないし時刻表にも乗っていないので一同目がテン!後で調べるとこの黄色い新幹線は「ドクターイエロー」といって走りながら線路や電気設備などを点検する新幹線のお医者さんで、これを見ると良いことがあると言われているそうです。3年生に京都で良いことが起こるのか・・・、楽しみです。

ホームでは通過時の風圧と音に驚き、腰がひけて泣きそうな顔をする生徒さんもいましたが徐々に慣れ、後半にはしおりと見比べながら700系・500系・300系を確認できていました。「今度は乗ろうね」を合い言葉に新幹線ホームを後にしました。新幹線を見た後は楽しみな昼食へ。「北海道」で彩り膳という盛りだくさんのランチをたべました。食事は盛りだくさん、ジュースは飲み放題で時間が足りないくらいでしたが楽しい時間でした。帰りも笑顔がたくさんで帰ってきました。

まだ文化祭という大きな行事がありますが、新幹線に乗って行く修学旅行が楽しみです。


『中学部2年宿泊学習』

「晴れたー!」台風の進路次第では実施も危ぶまれましたが、台風は関東地方を避け、よい天気に恵まれて、「愛川ふれあいの村」2泊3日の宿泊学習に行ってきました。

出発式では、練習をしてきた『宿泊に行こう』を歌い元気な歌声や手拍子で盛り上がりました。スクールバスで、瀬谷駅へ。電車が好きな生徒たちが「相鉄線」「瀬谷駅」「小田急線」などとうれしそうに言っていました。車窓の景色が好きで、顔をガラスにつけんばかりに見入っている生徒もいました。食事はみんなが楽しみにしているバイキング。好きなおかずをたくさんお皿の上に載せていきます。横から教員が「ちょっと多くない?食べられる?」などと言葉を掛けながら盛り付けていきます。

昨年と比べると一つひとつの行動に落ち着きが感じられました。外では、そぼ降る雨。キャンドルファイヤーに変更になりました。クラス代表の点火セレモニーの後、『燃えろよ燃えろ』、『キャンプだホイ』などの歌、みんなが大好きなダンス『アブラハムの子』を踊ったりして楽しく過ごしました。二日目、快晴。宮が瀬ダム方面へハイキング。少し暑い天候で、汗をかきながらも、誰一人脱落することなく、最後まで歩き通すことができました。「もうだめ。」と弱音を吐いていた生徒が、皆をリードして歩けるようにまでがんばっていました。

 生徒は楽しむこと、自分ですること、がんばることを経験できた宿泊学習だったと思います。


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