更新年月日・2006年10月30日




10月から本格的に動き出した障害者自立支援法

楽しく心に残った文化祭が終わり、高等部3年生は進路指導の大詰めに入ってきました。今年度が今までと大きく異なるのは障害者自立支援法のもとでの進路ということです。広範囲に渡り課題となることの多い支援法ですが、多くの障害者団体・関係者から要望が出されているところですのでここではふれません。ここでは、強化された就労に対するサービスがどうなっているのか、大枠をみておきたいと思います。

就労に関係するのは、自立支援給付の中の「訓練等給付」が関係するサービスで、「自立訓練」、「就労移行支援」、「就労継続支援」、「共同生活援助」の事業です。

「自立訓練」は、知的障害の場合は通所による生活訓練です。例えば養護学校を卒業した後地域生活をする上で生活能力の維持・向上などの支援が必要な人が対象になります。食事や家事の日常生活をする力を伸ばしたり、日常生活上の相談などに応じたりといったことになるので、これまでの更生施設のイメージになると思います。また期間が限定されていて、標準で24か月、長期の場合36か月で設定されます。この先次のステップに移れる場合はいいのですが、更にこの訓練が必要な人はいったいどうなるのでしょうか。

「就労移行支援」は、企業などでの実習の機会を通して適性に合った職場定着のための支援をする事業で、一般就労を希望する人が対象になります。例えば養護学校を卒業したけれど、まだ就労に必要な体力や準備が不足しているのでこれらを身につけたいという人などです。

サービス内容は事業所(これまでの授産施設などがイメージされます)や企業で作業や実習をやりながら、適性にあった職場探しや、就労後の職場安定のための支援が得られます。

これも18か月の期間限定になっていて、通所によるサービスが原則です(必要により入所もある)。この支援を受けたあとの移行先は、一般就労や次の就労継続支援などになります。

今まで施設から雇用への移行はほとんどなかったことを考えると、福祉と労働がハローワークを介在して連携が強化されることになりますので、期待できる仕組みになったと思います。

次に「就労継続支援」という事業ですが、これには二つのタイプ、雇用型(A型)と非雇用型(B型)に分けられます。雇用型というのは雇用契約に基づく就労の機会を提供するものですから雇用ということで仕事に就くことができそうな人が対象です。

試行(トライアル)雇用はこの具体例です。非雇用型は就労移行支援を利用したがうまくいかなかった人や、雇用型で年齢や体力で雇用が難しくなった人などが対象です。どちらも利用期限がありません。

「共同生活援助」は、これまでのグループホームが介護給付のケアホームと訓練等給付のグループホームに機能が分けられたもので、グループホームは相談などの日常生活支援が必要な人が対象で、例えば単身生活は不安だが地域の中で暮らしたいなどの人です。

これまでの障害者施設は5年間の間にこれらの事業を組み合わせたりするなど新しい機能に移行していくことになっています。法外の地域作業所は、法内の地域活動支援センターに移行していくのかどうなっていくのかこれも大きな課題です。

広範囲にわたる支援法ですから疑問点がたくさんあると思います。分からないことは進路専任の先生や福祉の専門家であるケースワーカーに積極的に尋ねてみる必要がありますね。

                                       (校長 菅原 雅彦)


文化祭

10月14日、15日に文化祭を行いました。今回は各学部学年の楽しかった様子をお伝えします。

小学部

<1学年> 初めての文化祭をドキドキワクワクで迎えた小学部1年生。ステージ発表では、「パワフルキッズオーケストラ」と題して全員で大合奏に取り組みました。大勢の観客を前に緊張しながらも、名曲「カルメン」の迫力をお伝えできたでしょうか。来年のステージをお楽しみに。

<2学年> 2年生は「海の楽園にようこそ!」という演目で、南の島、海の楽園をテーマにステージ発表を行いました。本番に向けて練習を重ね、子供達一人ひとりがかわいく、そしてかっこよく立派に自分の役を演じていました。最後は笑顔いっぱいのダンスで幕を閉じました。

<3学年> ぐりとぐらの劇 とてもかわいらしい雰囲気を作り上げました。子供達は何度も練習するうちに役の動きを覚え、本番当日はその成果を生き生きと発表することができました。大きな自信を得た文化祭となりました。

<4学年> 2006年度の4年生は、「せや ワールドカップ」を演目として、2学期はじめから一生懸命練習しました。当日は、校内発表より大幅に時間が短く、とてもすばらしい舞台発表でした。

<5・6学年> 5・6年は合同でステージ発表「ショータイム」を演じました。「ドリームライツ」・「ペコリナイト」とダンスが続き、「フレンチカンカン」でもりあがり、次の「箱根八里の半次郎」で大爆笑と拍手。すばらしいショータイムでした。

中学部

<1学年> バザーとゲームコーナーを企画して文化祭に参加しました。総勢43名の大世帯ですが、学年が一丸となって取り組むことができました。呼び込み役をしたり、ゲームを担当したり、売り子さん役になったりと、いろいろな経験をすることができました。来年はステージ発表だ!!

<2学年> ステージ「宇宙へとびだそう」では、手話ダンス、キックボード、ボールシュート、ハンドベル演奏と、それぞれ得意そうなことでグループを組み、たくさん練習して磨きをかけました。本番でも落ち着いて発表でき、みんなかっこよくきまってさすが2年生だなあと思いました。

<3学年> 文化祭のステージ発表「すてきなおくりもの」を終えて中学部3年生は修学旅行の行き先である京都の金閣寺を舞台にした劇を発表しました。背景画の金閣寺や大きな木も、みんなで作りました。劇中のダンスや和太鼓も、練習の成果を発揮できました。

高等部

<1学年> 舞台で「セロひきのゴーシュ」をやりました。舞台の終わったあと、ほてった顔で「緊張したけど楽しかったよ」って何人もの生徒がいってくれました。みんなが楽しんで芝居ができたこと、そのことが一番よかったと思います。

<2学年>   満員御礼 ライブ喫茶「夢いっぱい」 「歌声喫茶をやりたい」そんな思いで出店したライブ喫茶でした。短い期間での慌しい出店準備でしたが、お客さん役の時は、生演奏を聞きながらコーヒーやクッキーを味わい、例年にないくらい楽しい事前学習のひと時でした。来店いただいた沢山の「お客さま」ありがとうございました。

<3学年>高等部3年は本番に強い!普段怠けてるわけではないのですよ〜力をためているのです!できるだけみんなの力で背景画や道具を作製し、できるだけみんなの顔がみられるステージにし・・・最後を飾るにふさわしいステージ発表になったのでは。思い出すと感涙が・・・

<分教室> 分教室2年目のテーマは「分教室パラダイス」。ステージにもバザーにもこの名前で参加しました。勝手を知っている2年生と戸惑いながらスタートした1年生が協力し、昨年以上の手応えを得ることができました。来年も、さらなるパワーアップを目指します。


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