更新年月日・2006年11月28日




部活動で自分の力を発揮しよう

文部科学省の石塚謙二調査官の話をおききする機会がありましたが、その中で「このところ養護学校などの部活動が全国でとても盛んになってきていて嬉しい」と、子どもたちが元気に活躍している様子を話されました。

本校の高等部にもいろいろな部活動があります。ダンス部、和太鼓部、サッカー部、バスケット部、陸上部、料理部、陶芸部、アート部などで高等部の先生が顧問になっています。いつもは月に1〜2回水曜日の放課後の活動ですが、夏休みには集中練習や合宿をしているところも多いです。部活動は高等部の生徒にとって自分を発揮するとってもよい機会です。本校では中学部には部活動がないのが残念です。

高等学校では高体連、高文連、高野連などいろいろな発表の場がありますが、養護学校にも欲しいということできたのが養護学校体育連盟(養体連)で活発に活動しています。スペシャルオリンピックやゆうあいピックなどスポーツ系は結構あるのですが、文化的なものは少なくて高文連などに出品しています。音楽的なものもまだ少ないように思います。もっともっと発表の場が欲しいですね。場さえあればみんなが輝けるのです。NHKの「はーと展」もよい場です。

1年間の中でどんな場があったか振り返ってみましょう。そういえば高校の生徒が交流で高等部の部活動に一緒に参加しましたね。本校、三ツ境養護、中学校のそれぞれのバスケ部が合同練習をしたこともありました。

6月にはバスケット部が大和スポーツセンターで試合をしました。そのほかサッカー大会、バレーボール大会、ティーボール大会などがかなり行われています。 9月にはスポーツフェスティバルが県立体育センターで開かれ、開会式のアトラクションの一つとして本校の和太鼓部が出演しました。太極拳やブラバンに混ざって少人数の演奏でしたが広い体育館中に太鼓の音を響かせました。

10月には瀬谷フェスティバルにダンス部が出演。瀬谷中学校のブラバンや地域の踊りのおばさんたちに負けずに踊って大きな原っぱ会場いっぱいの拍手をもらいました。

12月には養体連の駅伝ランニング大会が三ツ沢球場であります。エントリーすればだれでも出場できるので全校の半数以上が参加している学校もあります。もちろん小学部の人も一生懸命走っています。

在校生ではありませんが、本校の卒業生でつくっているバスケットのスポーツクラブがあって土曜日に体育館で練習しています。卒業してもこうして仲間たちと輪をつくっている人もいるのです。秋に行われている高文連には毎年陶芸部から作品を出品して賞をとっている人もいます。

こうしてみるとみんなよくやっているなあと感心してしまいます。おもいきり走って汗を流して、充実感いっぱいの時を持てることは幸せだと思います。

けっこう力を発揮する場はあります。どうぞみなさんもいろいろな場に出て自分を試してみましょう。参加するだけで何かわくわくしてきますよ。すると今度もまた出てみようかなという明るい気持ちになります。部活動はそんなきっかけをつくる元気のもとです。小学部の人も中学部の人も高等部になったらどうぞ楽しんでください。

                                       (校長 菅原 雅彦)


現場実習を終えて

11月には、本校高等部の生徒の皆さんにとって、社会自立に向けての大切な学習でもある現場実習がありました。今月は高等部で行われた現場実習の様子を各学年ごとにお知らせいたします。

高等部1年生

高等部1年生にとって初めての現場実習が終わりました。学年スローガン「ふみだそう!未来に向かう第一歩」を合い言葉に2つの会社を立ち上げ、所属社員が決まり、立候補で社長・副社長が決定しました。「せやマネーカンパニー」は21人で小学生の算数教材のお金セット作りに、「キャプテンカンパニー」は15人でペットボトルキャップの選別と袋詰め・緩衝材の製作に取り組みました。両社は2週間で、お金教材セットを5,000個作り、ペットボトルキャップ77,000個を選別し袋詰めしました。この実習期間で、ふだんと異なる日課にとまどったり、立ち仕事が辛かったり、「できました」の報告がなかなか言えなかったりなど、それぞれの課題が明らかになっていきました。実習後、次の実習に向けて毎日の生活で何を努力するか考え、「時間に遅れない」「大きな声で返事をする」「自分から進んで仕事をする」など各自の目標を立てました。ご家庭・学園でも応援してください。

高等部2年生

高等部2年の秋の現場実習は、企業での個別実習組、企業や施設でのグループ実習組、校外実習組の3グループに分かれて実習をしました。企業個別実習組ではそれぞれの実習先の企業で実習しました。グループでの実習は3つのグループに分かれて行いました。大和障害者自立支援センターでは、パンフレットの封筒入れやボールペンキャップの計数などの作業をしました。セットセンターでは、発泡スチロールを整備して一定数をベルトで締める作業をしました。神奈川農産では蕎麦のパンフレット作りの作業をしました。校外実習は2グループに分かれ、竹村町内会館でのペットボトルのふたの分類作業と、校内の枯葉や枝を集積場まで運搬するといった環境整備を行いました。このように実習先は多岐にわたりましたが、皆一生懸命に自分の作業に取り組み、実り多き労働体験をすることができました。

高等部3年

10月30日(月曜日)からスタートした秋期現場実習が、11月17日(金曜日)に終了しました。期間ずれの実習を含めると、文化祭あけの10月18日(水曜日)から12月1日(金曜日)までの7週間の実習期間となります。春実習も延べ7週間でした。11/20現在で6名が実習中であり、終わったという感覚はまだないのですが、学校に戻ってきた生徒たちの表情には、終わったという安堵感と、久しぶりに友達と会う喜びに満ちてあふれていました。校内実習の作業種は今回は緩衝材1本で行いました。1つの作業種でさまざまな作業要素が含まれており、校内実習に適したものだと思いました。個別実習は3年生最後の今回の秋実習が将来に直接関係する、いわゆる”本命実習”であることが多く、保護者の方のご苦労も多かったと思います。無事終わったことを係として皆さんに感謝しています。

高等部分教室

分教室の2年生は、7ヶ所の働く現場に出て現場実習を行いました。今年度は、食品系の現場で実習を行った生徒が多く、全身白い宇宙服を着た宇宙飛行士のような姿の人もいました。また、他の職場でも作業服やエプロンを借りて実習を行った人が多く、教員が巡回に行くと、その職場の人と見まごうばかりの頼もしい姿を見せてくれました。  分教室の1年生は、初めての本格的な実習でした。仕事内容は<お金セットづくり・点検><お年賀用タオルの袋入れ><野菜の袋のシール貼り><紙袋づくり><ウエスの仕分け>と多種多様なものでした。1年生は、仕事に出る2年生の姿にあこがれいるようで、全ての仕事に前向きに取り組み、普段の授業より生き生きしていた人もいた(?)ような気がします。  社会にでるまでにはまだまだ修行が必要な分教室の面々ですが、1年生・2年生共にこの実習を通して色々な体験ができ、自立に向けての階段を少し上れたような気がします。


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