更新年月日・2007年1月29日




心に迫る書初めを見てください

新しい年2007年を迎えて、子どもたちも三学期の目標を考えながら、今年は社会に出る大切な年なんだとか、初めての学部にいくんだなとかそれぞれに新たな気持ちを抱いています。

いま校内の廊下などの壁面は大きな書がずらりと並んでいて実に圧巻です。本校の書は全部ひとつひとつ違っていてユニークなものばかりです。書は文字である必要はありません。描かれる線の中に気持ちや思いなどが現れていればりっぱな作品です。むしろ文字でないほうがとらわれなくてのびのびしています。「サッカー優勝」とか進路希望先など思いのこもった作品が見られます。「おかあさん」という書の中におかあさんだいすきとかお子さんと母親をつなげている熱いものが伝わってくる作品もあり感激してしまいます。

すばらしい作品を表装して家庭でずっと飾っておく。たたえられてどんと居間や玄関に飾ってあったら嬉しいですね。自己肯定感を育てることにもつながります。作品をカレンダーにして毎月飾っているとか、自費出版も今は簡単ですから本にしてしまった方もおられました。いたずら書きを布に転写(刺繍)してバックのデザインとして残したり、制作物をホットなうちに写真にしておく方もいらっしゃいます。そんなゆとりがあったら体を一分でも休ませたいという声がきこえてきそうですが。でも子どもの成長の証しを作品として留めることで親もそれを見るたびに勇気づけられるなど子育ての支えになります。

神奈川の支援教育が少しずつ具体化している中で、高等学校の中でも支援教育が議論され始めておりその動きが注目されます。小中学校の中で普通教育を中心としながら支援教育を受けてきた比較的軽度の発達障害のある子どもたちの進路は、基本の考え方としては普通教育として受け止める、すなわち高校教育ということになります。これまでもごく一部で入学しているというケースはあっても基本的理念に基づいているというわけではないのでたまたまということになつてしまいます。そのため組織的な理解に裏打ちされた教育にならなかったのですが、今後支援教育のコーディネーターがおかれるようになると養護学校の立場でスムースに高校に応援することができるようになるのではないかと思います。

今「かながわの教育ビジョン」が検討されており、パブリックコメントを経てまもなく策定されることになっています。中でも関係の深いところでは「共に育ちあう教育」という項目があり内容的にはインクルージョン(包含とか包括の意)の教育を進めるということです。交流教育というのも分離教育の欠陥を補う手立てにすぎません。これからの神奈川の教育のありようである教育ビジョン。私たちも大きな視点から私たちの今とこれからを見守っていきましょう。そして今年もお子さまのよりよい教育に向けていっしょに努力してまいりましょう。

                                       (校長 菅原 雅彦)


ようこそ地域支援へ!!

今回の「けやき」では、地域支援チームについて紹介します。瀬谷養護学校には、「地域支援チーム」という組織があります。小学部・中学部・高等部を担当している教員のなかから7名、地域支援チーム専任が3名と計10名のメンバーで動いています。その名の通り地域との橋渡しの役割を担っています。具体的にはどのようなことを行なっているのでしょうか・・・。

教育相談

本校在籍の児童・生徒・保護者の教育相談はもちろんのこと近隣の学校に在籍している児童・生徒・保護者からの教育相談や近隣の小中学校、高等学校の先生からの相談を受け入れています。「学校生活がうまくいかない」「友だちとうまくかかわることができない」「支援が必要な子への対応、進路、余暇活動について」などの相談を、話を伺ったり実際に生活の様子をみたりしながら一緒に考え、場合によっては専門の機関へつなげるということをしています。

地域との関わり

地域に開かれた学校を目指しその窓口の役割も地域支援の仕事です。学校見学会・学校公開「学校へ行こう週間」の窓口および案内。本校で行う研修会や授業研究会などの広報。学校案内のパンフレット作成。学校便り「けやき」の発行と保護者、近隣の教育機関、地域自治会への配布。本校の児童生徒と近隣校の児童生徒が学校単位で交流する学校間交流、本校児童が居住地の学校へ個人単位で交流する居住地交流(小学部のみ)、高齢者グループホームへの訪問、お祭り・作品展のような地域行事への参加など交流教育の調整も行っています。また、地域の方を対象に体育館グランドの施設開放、ボランティア活動推進のための、ボランティア養成講座・高校生対象に夏季休業中にボランティア活動を体験してもらう「高校生ボランティア活動推進事業」、本校の児童生徒対象の余暇支援活動のボランティア募集など近隣在住の方々に養護学校について知っていただく機会を設定しています。

連携

地域の福祉機関(社会福祉協議会、地域ケアプラザ、障害者地域活動ホーム、NPO法人等)との連携とネットワークづくりも大切にしています。このネットワークは相談で行き詰まった時に大きな力となります。また、社会福祉協議会や地域ケアプラザで行う余暇支援の企画等の相談にのったり、当日の活動にアドバイザーとして参加したりもしています。


結成されて5年目。まだまだ発展途上ではありますが、「だれでも気軽に利用できる」をモットーに、保護者及び地域の方にご理解いただけるように努めていきたいと思います。これからもよろしくお願いします。


瀬谷養護学校地域支援チーム TEL045−302−5374(地域支援直通)


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