更新年月日・2007年6月28日




義務化から・・・

私は保土ヶ谷養護には6年間勤務し、この4月より瀬谷養護学校へ着任しました。保土ヶ谷では、1年目は担任として、2年目からの3年間は進路選任として高等部生徒の進路の仕事を、そして残り2年間は教務の仕事に携わって来ました。進路の仕事が学校教育の出口なら教務は反対側の入口の仕事でした。

さて、昭和54年(1979年)は養護学校が義務化された年です。養護学校は病弱、肢体不自由、知的障害の子供たちの教育を行っています。盲・聾学校の義務化は昭和22年(1947年)に学年進行で開始され、昭和31年(1956年)に完成しました。盲・聾学校の義務化から遅れること20年以上を経てようやく養護学校の義務化が実施されたことになります。

義務化が完成すると、次の課題は高等部教育の保障です。神奈川県は義務化と前後して17校計画の中で高等部も同時に設置されましたが、全国的には高等部の設置は少なく、80年代に高等部未設置県の解消が国の施策として進みました。高等部設置が全国的に進むと今度は、高等部卒業後の進路及び職業教育が課題としてあがります。(神奈川県は義務化とほぼ前後して高等部卒業後の進路が課題であり、保護者自らが力を合わせ卒業後の進路先として作業所づくりに取り組み、その実績が認められ自治体から補助金がつくようになりました。本当に保護者のパワーには頭が下がります。)

身体に障害のある方の就労については、昭和51年(1976年)の「身体障害者雇用促進法」の制定で法定雇用率と雇用義務制度が整いましたが、知的障碍のある方たちが雇用義務の対象となったのは、昭和62年(1987年)の「障害者の雇用の促進に関する法律(身体障害者雇用促進法の改正にともない名称も変更)」からです。しかし、ここではまだ知的障害という名称は条文の中には盛り込まれず、条文の中に明記されるようになるには、平成9年(1997年)の同法の改正を待たなければなりませんでした。実際には多くの方が就労していましたが、法律では平成9年の改正までは知的障碍者が就労の対象とされていないことを意味します。それをようやく労働行政が認知し、知的障碍者の就労に関する施策を次々と打ち出してきたのが少し前からの状況です。このように知的障害者の施策は身体障害者の施策からいつも遅れて取り組まれてきましたが、今、私たちの周りには風が吹いていると言われています。その風に乗るか乗らないか、みなさんはどうお考えになるでしょうか。

                                      (教頭 内田 豊)


中学部運動会(5月19日)

中学部の運動会は、5月19日の土曜日に行われました。昨年までは小学部と一緒でしたが、人数増に伴い単独の開催となりました。一生懸命練習を重ね、この日を迎えましたが、あいにく登校の頃から雨となり、午前中は体育館でということになりました。

開会式に続く徒競走は、キャスターボードリレーになりました。それぞれのスタイルでキャスターをリレーする生徒の姿が間近で見られたことと思います。力一杯走りたかった生徒はちょっと残念そうでした。学年種目は1年が「仮装大賞せや2007」何と校長先生と副校長先生がかわいいラブアンドベリーとお茶目なスーパーマリオに変身し、沢山の拍手をいただきました。2年生は「みんな元気なヤングマン」、ポンポンを持ってのマスゲームでした。サンバとヤングマンの曲にのり大きなかけ声も聞かれました。3年生は「みんな集まれ!友達の輪」フラフープの体操とアルゴリズム体操でした。友達と力を合わせた楽しい演技でした。保護者の方と一緒にフォークダンスを楽しむ頃には雨も止み、おいしいお弁当で力をつけ、午後はグランドで行いました。赤白の応援は太鼓とダンスで盛り上がりました。恒例親子種目の「デカパンリレー」は笑顔があふれました。最後の紅白対抗リレーは抜きつ抜かれつ広いグランドをのびのび走り、その結果今年度の運動会は紅組が優勝、白組の準優勝で幕を閉じました。沢山の応援をありがとうございました。(「学部リーダー」より)


小学部運動会(5月26日) 

今日運動会がありました。昨日は雨がずいぶん降っていたのですが、天気予報どおり、朝には上がり、よい天気になりました。こういう行事が成功するかどうかは天気次第の要素がかなりあります。今回は恵まれていたと思います。

介護体験の学生さんが昨日から来校していて、本日は二日目。ただし、運動会本番ということで戸惑い気味。こちらもていねいに接してあげたいのですが、その余裕がなく、打ち合わせも足りません。少し気になってはいたのですがやはり問題がありました。お昼に演奏してほしいと依頼していたということですが、時間的にきびしく時間や場所の予定変更で混乱しました。お昼の演奏については反省が必要だと思います。

学部リーダーとして担当した司会、音響の失敗、反省もいくつかあり次年度に向け改善したいと思います。

ただ、以上は細かい部分です。全体として一番は子どもにとってよい運動会であったかどうか、参観者の目によい運動会として映っていたかどうか、教員にとって行いやすかったかどうか、で見直すことが優先です。子どもはおおむねよくがんばっており、よかったと思いました。運動会のような場面が嫌な子どももたくさんいます。走ること、ダンスすること、体力をつけること、列に並ぶこと、決められた順を覚えて演技すること、指示を聞くこと、友達と協力すること、みんなに見られても普段どおりにできること、他のじゃまをしたりしないこと等々、どの子のそれぞれに課題があり、もう少しというところもあるのは確かです。私の感想は担任ほど細かくは見ていないので大づかみなのですが、子どもたちの疲れた顔の中に「運動会、たのしんだよ」というもうひとつの表情も見て取れました。(「学部リーダー・ノートを加筆修正したもの」より)


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