更新年月日・2007年10月30日




現場実習が始まりました

今年度より文化祭が学習発表会として再スタートしました。何人かの保護者からは「ゆっくりステージ発表を見ることが出来た。」と感想をいただきました。当日は保護者の皆さまには公共交通機関の利用でご協力を頂きお礼申し上げます。

さて、10月29日(月曜日)より高等部では秋期現場実習が始まりました。高等部2年生も全員が学校を離れ2週間「働く学習」をします。特別支援学校中学部、高等部では以前から作業学習が教育課程の中心に据えられています。作業学習は働く活動を中心に組織された学習活動です。学校内で行われる作業の他に、実際に事業所や施設、作業所で働く体験をする現場実習があります。なぜ、特別支援学校では作業学習が行われるのでしょうか。人は、乳幼児期、児童期、青年期等、各発達段階において達成すべき課題があると言われます。これを発達課題と言います。発達課題を達成するとその時期の生活が充実し、次の段階の発達課題も比較的スムーズに達成されると言われます。さて、高等部の生徒にとっての発達課題は何でしょうか。多くの方は学校教育が終了すると何らかの働く活動に従事します。青年期の発達課題として「自分らしさを見つけ、自分の将来を描くこと。」があり、その中の一つとして「働く活動への準備」が上げられます。学校卒業後の生活がスムーズにスタートし、充実した青年期が送れるよう、特別支援学校高等部では作業学習に力を入れていると言えます。

話は変わりますが、大変嬉しいことがありましたので紹介させていただきます。高等部を卒業して15年近く経つ私の教え子から電話があり先日会いました。以前に会った時、「今度、郵便局で研修があり、研修の結果で就職が出来るかも。」と話をしていました。卒業当時、彼は就職するつもりはなく、今まで通所の施設を利用していましたが、ある日、「今の工賃では生活が出来ない、就職したい。」と相談してきました。そこで、時々会っては相談に乗っていました。しかし、何度チャレンジしても就職には繋がらず、今に至りました。10月初旬、会って話を聞くと、「僕、就職しました。」とのことです。この仕事は彼が一人で職安へ行き、仕事を探し実習に繋げたものです。彼の「就職したい」という強い気持ちが、彼の望みを実現したと言えます。ここまで頑張ってきた彼です。これからの生活が更に充実することを願ってやみません。後輩の皆さんも希望を持ってチャレンジする気持ちをいつまでも持ち続けてください。

                                       (教頭 内田 豊)


学習発表会の様子

10月13・14日に学習発表会が行われました。各学部すばらしい発表になったのではないでしょうか!とてもいい表情で演技をしていたと思います。今月号は、学習発表会を終えて各学部に伺ってみました。

小学部

各学年の演目責任者にステージ発表の一番のポイントは何だったのか聞きました。

  • 小1「たくさん人が見ている前で行うはじめての学習発表会なので、自信を持ってできるもの、楽しんでできるもの、全員でできるものにしようと思いました。」
  • 小2「やらせでなく、子どもが自分でできること、たのしく動くこと、集団のパワーを発揮することを考えました。」
  • 小3「音楽の授業で合奏がとても上手だったので、ぜひそれを見せたいと思いました。みんなが元気よく発表できること、できれば一人でやり遂げられることをねらいました。」
  • 小4「音楽や体育など授業でやったことから発想していきましたが、ダンスをもとにして、みんなが好きなヒーローものということで展開を考えました。」
  • 小5「考えたことは、大人数を長く舞台に出すこと、格好いいこと、大人っぽく決めること、それと龍を出したいと思いました。龍は華があるし、みんなでつながれるでしょ。」
  • 小6「火おどりから考えました。子どもができる技を見せたい、一人ひとりが生かせる演技ということを考えながらストーリーを作りました。」

みんな輝いていた学習発表会(中学部) 

中学部1年生は「ようこそ瀬谷の子水族館へ」で、今度みんなでいく江ノ島水族館の生き物たちを自分の体で体感しました。体育で学んだ動きが生かされ、更に遠足で行く水族館への興味が生まれてきたことと思います。中学部2年生は「瀬谷の森のトトロ」でした。まっくろくろすけのユーモラスなうごき、ふんわりのトトロ、雨の音、そしてねこバス、みんなで歌った「さんぽ」など音楽で学習したことを発表しました。最後にできあがった木の葉一枚一枚は美術の時間に色を工夫して塗ったものです。笑顔いっぱいで演技を楽しみました。中学部3年生の「せやむらおんがくのたび」は世界各国の楽しい踊りのオンパレードでした。音楽と体育で学習したハワイアン、フラメンコ、マンボそしてわれらが瀬谷音頭。素敵な衣装と輝く瞳で中学部最後の演技を締めくくりました。


学習発表会を終えて(高等部)

文化祭から名称が変わり、高等部単独開催となった初めての学習発表会の朝。1年生は5月から「注文の多い料理店」をテーマにクラスで話し合って紙芝居やレストランを作り、劇中歌のコンテストで競い合うなど、様々な学習を積み重ねて本番を迎えました。2年生は「輝け!!僕らのスクールライフ」と題して、みんなが心をひとつにして歌い、描き、動く喜びを表現しようと、開幕のブザーを待ちました。1・2年生とも幕があがると、練習の成果をみごとに発揮した発表をお見せすることができました。沖縄の衣装をまとった分教室の生徒たちは、修学旅行の学習体験を発展させた「オペレッタOKINAWA」で、戦争のむごさを伝え、踊りや歌が沖縄の人たちの心の支えであることを、演奏と踊りと朗読で表現して大きな拍手を受けました。盛り上がったステージの最後は本校3年生の「龍とキジムナー」。堂々とした台詞、にぎやかな三線の響き、逃げる龍のくねる動き、龍を呼び戻す勇ましい太鼓の音、一つにそろったパーランクーの音、四つ竹を鳴らしての踊り。生徒たちは卒業学年にふさわしい発表を見せてくれました。分教室と3年生の発表をご覧になった皆様は、心に沖縄の海と空の青さが浮かんできたのではないでしょうか。


分教室

今回のステージは、分教室3年生が沖縄に修学旅行に行ったことがきっかけになっています。2年生の後半から事前学習に取り組み、沖縄の地理、特色、方言、食べ物、そして沖縄戦についてなど、色々勉強してきました。修学旅行中には、琉球村で三線の演奏を聞いたり、むら咲むらではエイサーを習いました。今年の2年生の修学旅行も沖縄に行くことに決定し、分教室内での沖縄への関心は一気に高まってきました。こうして沖縄をテーマに学習発表会に取り組もうということになりました。三線、エイサーのグループは、生徒の希望で決めました。美術の授業で作ったカンカラ三線の弾き方を音楽の授業で練習し、衣装は他校からの借り物ですが、サージ(頭巾)は家庭科で制作しました。「沖縄の光と影」という壮大な?テーマの劇でしたが、かなりの練習量をこなしてきたので、「劇団分教座」としてまとまり、それなりの成果は発揮できたのではないかと思っています。


お知らせ

「2007瀬谷区チャレンジャーズフェスティバル」が11月17日(土曜日)に三ツ境相鉄ライフ3・4階で行われます。作品展に瀬谷養護学校も参加しますので、是非ご覧ください。


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