更新年月日・2007年11月27日




オリジナリティを活かしたい

本校では10月に学習発表会を終えましたが、文化の日のある11月は多くの学校で子どもたちの作品がたくさん輝いています。また今、NHKのハート・プロジェクトでハートストリートというのを渋谷でやっています。道の街灯にずらりと障害のある人の絵を布に印刷して掲げています。道行く人たちが見上げて街中で作品にふれることができるものです。

育成会の月刊誌「手をつなぐ」の11月号で感激する記事に出会いました。障害者アート『アートでいこう』特集です。これまでいくつかの学校で子どもたちに出会ってきましたが、「いやあ、これはおもしろいなあ、すばらしいねえ。」と思わずうなってしまう絵を描く子が必ずいました。ある学校では、お家の方がお子さまの絵を本にして出版しておられました。とにかく一般の絵画展などではみられない独特の個性がみなぎっていて、「この絵、家に飾りたいなあ」と思うものがあるのです。昔の話ですが、私が習いたての革細工を指導して出来上がったキーホルダーをA君作、Bさん作と作者の氏名をつけて頒布しましたらあっという間に売り切れてしまいました。いわゆる作業学習で作るのはそれほどオリジナリティを要しない、というよりはむしろ逆にあまり個性的でない一定の基準をクリアした製品という概念がふさわしい物になります。一定の規格にはまるものがよいものになります。しかし、個性を主張したいわゆる「作品」は作品を作ること自体に目的があるので製品とは大きな違いがあります(とはいうものの作品も売れれば大きな励みになりますが)。こんなにいい作品が世の中に出ないというのはなんてもったいないことだ、と思っておりましたそんなときこの特集に出会ったわけです。

この中で全国の工房(地域作業所が多い)がいくつか紹介されていました。近いところでは平塚、東京の町田にもあります。それぞれの工房ではアーチストがたくさんいて日々創作活動をしています。また、工房に限らず、バレーとか演劇といった分野でがんばっているサークル的なところも紹介されていました。最近では知的障害の若者たちがスペシャルオリンピックスを取材してそれを映画として制作するといったおどろくべき創作活動をしています。

12月1日(土曜日)に相模原の神奈川障害者職業能力開発校ではアビリンピック2007(障害者技能競技大会です)が開かれます。知的障害の分野ではビル清掃作業や喫茶店ウエイトレスなどの技能を競います。一見簡単そうでいて、きっちり型が決まっているのでなかなか難しいものですが、皆ほんとうによく練習していて見ている方も真剣に見入ってしまいます。柔道や空手などでも型というのはとても見ていてこぎみいいものですが、この競技も意外に不思議な創作性を感じます。

人の能力というのは底しれないものがあってあなどれないものだなあとつくづく感じます。その人のもっている力を可能な限りひきだすのが教育であるということを考えると、私たちのやるべきことはたくさんあり、力を発揮できる機会が与えられることがいかに重要かを改めて考えさせられました。

                                       (校長 菅原 雅彦)


小学部と中学部の修学旅行

中学部3年生・2泊3日 京都へ

修学旅行の翌週、事後学習でのこと。修学旅行を振り返る写真が次々に映し出されると、しばらくはシーンとして、いつにない空気が視聴覚室を覆いました。この様子を見て、やっぱり修学旅行は特別な体験なんだと感心しました。

今年の修学旅行は、京都へ2泊3日の旅でした。主な旅程は、

1日目  学校・・・新横浜駅・・・京都駅・・・金閣寺・・・八つ橋作り・・・宿

2日目  宿・・・太秦映画村・・・天龍寺・・・トロッコ列車・・・宿

3日目  宿・・・京都駅・・・新横浜・・・瀬谷駅

金閣寺・・・出かける前何度も写真で見ていたあの金閣寺を、青空の下で見ることができました。でもちょっと混んでいました。

映画村・・・紫頭巾や殿様、お姫様といった扮装写真は、見る人が誰でも吹き出してしまうような一瞬を写し取った作品で、とても楽しい思い出になりました。これはおすすめです。

トロッコ列車・・・トロッコ列車の窓に張り付いて、たくさんのお友達が大喜びでした。

京都駅・・・駅ビルの屋上から見る新幹線や近鉄線は、まるでミニチュアのようでした。

瀬谷駅・・・お母さんの顔を見て、泣き出したお友達もいました。旅行中、頑張っていたんですね。

たくさんの楽しかった思い出を携えて、無事に全員が帰宅することができました。ご協力、ありがとうございました。


小学部6年生・1泊2日 ディズニーランド・ディズニーシーへ

「あっ!ミニーちゃんだ!」ミニーマウスと出会えたのは2日目のディズニーシーに入ってすぐでした。事前学習で着ぐるみと写真を撮る練習もしていったから大丈夫。ミニーちゃんに積極的に迫って写真を撮りました。ちょうどクリスマスバージョンに切り替わったところで、至る所にクリスマスの飾りや音楽があふれ、1日目のディズニーランドに入ってすぐの大きなツリーにはみんな思わず「ほーっ!」。わくわく感が一段と高まったところで活動開始。レストランの食事もクリスマスを意識したケーキがついたりしてそのかわいさ・おいしさに満足しました。日常的な校外歩行の成果あって、ランド内を3周くらいしたんじゃないかというほど歩き回りましたが、ビッグサンダーマウンテンやスペースマウンテン、スターツアーズなどハードな乗り物にも(一部の人を除いては?)臆することなく10のアトラクションをこなしました。夜のパレードはかなり印象深かったようでみんなその美しさに見とれてしまいました。往復電車でしたが切符を買うと自分から大切にお財布に入れて管理したり、レストランで落ち着いて食事をしたりバイキングを楽しんだり、と学習してきたことがしっかり活かされた中身の濃い修学旅行でした。


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