更新年月日・2008年3月10日




「私」にとっての卒業とは??

春一番が吹いて寒い冬に替わって春がいよいよ本当にやってきたのだと感じます。梅の香が漂うと卒業式が間近になってきます。神妙な顔で証書を受け取る練習などが行われています。

卒業学年のみなさんは卒業とは何なのかじっくり考えたことがあるでしょうか。人によりそれをどう捉えるかきっと別々でしょう。「私」にとって卒業とは、出発、旅立ち、挑戦、自立、自主独立、生きること、出会い、きっとさまざまであることでしょう。その人その人の卒業であっていい。

卒業といえば文字通り学業を終えた、ということですけれど、終えた後がそのまま延長線上にあるのですね。「卒業」とは、「これからはどのように生きるのか」「私のゆく道を探す」ということを指すのではないでしょうか。

朝日とともに気持ちよく起きて、食事をして、顔を洗って、トイレに行って、「いってきまーす。」と元気に家を出て、仕事場でみんなと一緒に仕事をして、お昼休みにはたわいないお話をみんなとして、また仕事をして、「ああ疲れた。」といいながらも、「今日は仕事がたくさんできてよかったな。」などと思いながらにこにこ顔で家に帰る。夕飯をみんなと食べて、テレビも少し見て、お風呂に入って、歯を磨いて、布団に入って寝る。普段と変わったことは何もないけれど満ち足りた一日を過ごせたとき、「幸せだなあ」と感じ、明日もいい日になりますようにとささやかに願う。そんな、特別なことではない、平凡な日常のひとつひとつが毎日あることがものすごく大切だと思うのです。かぜをひいただけで流れは全く変わってしまいます。小さな悩みがあるだけでも気持ちが落ち着きません。

必ず明日は今日の次なのです。今日を終えないと明日がやってこない。よい今日を終えて明日に繋げたい。日常の小さなこと、歯を磨くとかご飯を食べるとか、そういうことをおろそかにしないで、ていねいに、大切にしていくことです。めんどうくさいからやめとこうという心に打ち克つことです。よい今日とは、自分でもよくやったねと自分をほめてあげられる今日だと思います。これを実践すればみなさんの元気のもとである健康を保つことができます。毎日続けたことは皆さんの大きな力になります。よい今日を過ごすことは「よく生きる」ことにつがなると確信しています。

私は卒業するみなさんによい今日を過ごすことを実践してほしいと思います。ぜひこの「よい」にこだわってください。小さなことをていねいに。

そして、もう一度「私」にとって卒業とは、と考えてみてください。

卒業生の前途に栄光あれ。

                                       (校長 菅原 雅彦)


今年度最終号!!1年を振り返ってみました

今年度を振り返って(小学部)

小学部の1年間は子どもの成長の度合いをとても感じます。背が高くなった、体重も増えた、顔つきも変わった、といった身体面の変化がもちろんあります。それから、あいさつが言えるようになった、手をつないで歩くようになった、着替えを自分でするようになった、というような行動の成長も見られます。さらに集団の活動にスムーズに加わるようになった、約束事を守れるようになった、穏やかに気持ちを示すようになった、といった心の変化があります。1学期とはずいぶん様子が違ってきているという実感があります。それは毎日の小さな変化を積み重ねていった結果なんだろうと思います。そういう子どもたちの姿の背後に本人だけではなく保護者、担任などの日々の努力をとても感じています。

中学部の一年間・はる・なつ・あき・ふゆ

4月に26名の新入生を迎え、81名という大きな集団になりました。人数だけでなくて、みんなまことにパワフル。運動会は初めて中学部だけで行いましたが、元気いっぱいの演技をお見せしました。引地台公園への学部遠足ではとてもさわやかな汗をかきました。1、2年の宿泊学習、修学旅行、学習発表会、楽しい思い出が一杯です。瀬谷地区の中学支援級との交流を兼ねたマラソン大会も自分の目標周回数を目指し、盛り上がりました。集会は3学年合同で、自分の踊りたいパートナーを探してはダンスを踊りました。卒業進級の春はもうすぐ、心も体も4月頃のアルバムからはずうっと成長している皆さんです。

高等部の1年を振り返って

高等部は今年度も、最上級生である3年生を中心に1年間いろいろな取り組みをしてきました。職種も実習先も多様になってきた現場実習での経験は、実習ごくろうさん会で先輩から後輩へと伝えられました。年間を通しての作業学習の成果は12月の作業班バザーで保護者の皆様から大変良い評価をいただきました。学習発表会では本校・分教室ともに3年生が修学旅行の沖縄をテーマに取り上げました。どちらも沖縄での様々な体験や交流の成果を結実させたものでしたが、分教室の10名にとっては、十分とはいえない教育環境の中で、自分たちが一から作り上げていった3年間の集大成がこの学習発表会のオペレッタ「OKINAWA」だったのではないでしょうか。

まもなくまた春が訪れ、卒業生が1000人を超えた高等部は新しい1年生を迎えます。

1年を振り返って(分教室)

今年は開設3年目。初めて3学年が揃った年でした。昨年度2学年に増えた時に感じた人間関係の広がりが、さらに強まったのを感じることができました。パワーアップした様子は、10月の学習発表会ステージ等でお感じいただけたことと思います。

そしてこの3月、記念すべき第1期生が卒業していきます。生徒達も教員も戸惑いだらけでスタートした時から、気がつけばあっと言う間の3年間でした。「社会に出たら・・・」という想定を忘れずに活動を重ねてきましたが、それは本当に社会で活かされていくのか?教育活動への評価が下されるのはこれからです。まだまだ発展途上の分教室でした。


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