更新年月日・2008年5月29日




転勤して

私は新採用として本校に6年間勤めほぼ30数年ぶり再度勤めることになりました。

校舎は一部建て増しがあったようですがほとんど当時と変わっていません。しかし、広い敷地の樹木が大きくなりました。梅の実、桜、銀杏など等。とても懐かしく、当時ことを思い出すこともありましたがその期間は終わりました。

この三年間県立こども医療センタ−に併設された横浜南養護学校に勤めていました。県立こども医療センタ−は知っている方も多いと思いますが、子どものために高度の医療を行う施設です。治療の関係で長期に入院することになった子どもたちの学びを保障して行くことが使命の学校で、治療が終わり、もとの学校へスム−ズに帰れるように尽力しています。

また、治療の関係でいつも授業を受けられるとは限りません、看護師さんにその日の体調を聞き、プログラムを調整して行く指導グル−プもあります。

幾つかの指導グル−プの一つに重症心身障害児施設内で授業を行う部門があります。厚い医療ケアが必要で、それを受けながら施設で生活している小学生、中学生、高校生の教育に当たっています。

ここでは「選択医療」を数年にわたって施設長である山田美智子医師を中心に試みています。 様々な症状が進行して行く中で本人の「生」をどのように支えて行くか、医師・看護サイド、福祉コ−ディネ−タ−、保護者等が数年をかけて話し合いを積み重ねていきます。症状が進行し緊急の事態となっても積極的な治療を望まないという方向性が出た場合、状態を見ながら家族と生活をともにする時間をつくります。家庭の場合もありますし、施設内の和室の場合もあります。その過程を通して「絆」を再確認して行きます。家族、関係者の輪の中で最後まで生き抜いて、みんなの思い出に生きて行くこの事を山田施設長は「いきはたす」という言葉でお話していました。氏はこのことからフィ−トバックして「生きる」ことの大切さの再確認を訴えています。「いじめ・虐待」等の世情の中、貴重な提言と思います。子どもたちにはいろいろな体験を積ませたい、例えば、楽しいこと、美しいこと、きれいな音楽、人とのかかわりの拡大・深化等々の思いを基に施設経営を展開しています。

本校には楽しい行事が沢山あります。先日は高等部2年生と半原のふれあいの村に宿泊に行ってきました。宮ヶ瀬ダムまでのハイキング、牧場でのアイスクリ−ム、そしてソ−ランダンスも出るキャンプファイヤ−の盛り上がり、感激して涙する人もいました。運動不足のためか次の日足が痛かったのですが、高校2年の生を表現している生徒に大きなエネルギ−をもらいました。

先週末は小学部の運動会がありました。1年生は初めての運動会でした。「低学年のときより高学年になり立派になったネ」の声が聞かれうれしくおもいました。5月24日には中学部の運動会があります。練習がんばっています。組み体操の下のほうから「いててて」の声が聞こえてきます。

なお、高等部3年生は会社や事業所、作業所に通い実際に働く学習、「現場実習」が5月26日から始まります。終了後のちょっぴり大人びた態度を見ることを楽しみです。

                                     (副校長 坂口 政雄)


高等部沖縄修学旅行

本校

4月22日 2泊3日の沖縄修学旅行に出かけました。前年度からカヌーなど各体験の練習、歴史・気候・生物・食べ物・芸能などグループに分かれての調べ学習、飛行機搭乗講座や飲み物注文講座等の事前学習をしての旅行です。みんな気分は絶好調。心配していた雨でしたが、自称晴れ男の校長先生の同行に天気はまずまずでした。

1日目は空港から沖縄ワールドへ。何十段もの階段を下り、暗い鍾乳洞の中に。奥底は意外に暑く、地上でのマンゴーやパイナップルのフレッシュジュースににんまり!エイサーの迫力ある踊りと太鼓の響きにも感動でした。2日目は美ら海水族館のうわさの巨大ジンベイザメと色とりどりの魚達との対面です。水槽から離れがたい気分でした。午後はカヌー・ランプ・ジャム作りとグループに分かれて挑戦しました。カヌーは風の影響でシーサー作りに急遽変更されましたが、それぞれ出来上がった物は素敵な思い出となりました。また、残波ロイヤルホテルでの宿泊は、ゆったりした部屋とおいしい食事、窓からのパノラマ写真のような景色と三拍子そろって居心地満点でした。ホテルを後にして最終日は国際通りの買い物です。市場の魚や豚肉、さまざまなフルーツに横浜と全く違った雰囲気を感じながらも、おみやげ選びに余念がありません。お菓子、Tシャツ、ストラップ・・・家族のことを思い浮かべながら楽しいひとときを過ごしました。

バスガイドさんが那覇空港までの帰路で、別れがさびしいと涙を流していた姿も印象的でした。卒業してもこの修学旅行の思い出はいつまでも語り継がれることでしょう。

分教室

那覇空港に降りた分教室はまず平和祈念公園に行き資料館見学後、芝生に展示された錆びて赤茶けた爆弾を目にして、「こんな物が落ちてきたんだ!」と驚き、それと対照的に初めて見る沖縄の海は青く美しく、南国の花々も咲きほこり「平和ってほんとにいいな〜」と実感しました。次の日の午前中はマリン体験。エメラルドグリーンの海原をドラゴンボートで走ると気分爽快、波を乗越えていくスリルにみんな歓声を上げていました。その後、シュノーケリングとグラスボートに分かれて魚達と御対面、海の中で実際にニモ達の泳いでいる姿には大いに感動しました。午後は琉球村へ、勇壮なエイサーの太鼓の出迎えに、むかしの沖縄にタイムスリップ。古民家で88歳の元気なおばあに踊りを教えてもらい三線に合わせて踊れば気分は最高、おばあは一升瓶を頭にのせて踊ってくれました。貸衣装を着て写真撮影をした人達はみんな美男美女に変身、国王や王妃の絵巻行列加わり踊った人達もいました。最後の日は公設市場や国際通りで買物をした後、牧志駅からゆいレールに乗って那覇空港に戻りました。短い期間でしたが、学校とは違った体験をたくさんすることができ、みんな満足な顔をして帰路につきました。


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