更新年月日・2008年10月30日




充実の秋、二学期

10月11日(土曜日)、12日(日曜日)の両日、金木犀が香る中、学習発表会が行われました。保護者及び卒業生の皆さまには多数ご来校いただくとともに、児童生徒の発表に大きな拍手を送っていただき礼申し上げます。かわいらしい小学部、自分の役割を演じた中学部、ダイナミックな動きの高等部のステージ発表でした。学習発表会となって2回目。予行から本番とゆっくりステージ発表を見ることができました。児童生徒のすばらしい演技と先生たちの工夫が至る所に感じられた学習発表会だったと思います。児童生徒と一緒に感動を共有できる先生たちをうらやましく思うとともに、私もステージ発表に夢中になっていた20年前を思い出しました。

当時、私が勤務していた学校でも12月初旬に文化祭が行われるようになりました。この時期、先生たちは夜食のラーメンをすすりながら連日、夜遅くまでステージ発表や作品展示・販売のため準備をしました。また、オープニング、フィナーレは高等部生徒会役員を中心に行われ、物語を通してその年の文化祭を紹介する内容でした。生徒会活動の中でも役員にとっては最大のイベントの一つです。私も生徒会を担当することとなり、文化祭のオープニング、フィナーレに関わるようになりました。ある年のこと、生徒会役員から「私たちでオープニング、フィナーレのシナリオを書きたい。」と申し出がありました。その年は休日を返上し、9月からシナリオづくりを始め、12月はじめの文化祭に臨みました。文化祭が終わった彼らの顔には成し遂げた満足感、そして「私たちにも出来た。やれば出来るんだ。」という自信が窺えました。人の前で表現するという経験は、児童生徒に大きな成長をもたらしてくれます。私にとってもこの経験は一生の宝物となりました。今年の学習発表会でも沢山の人が自分に自信を持てたことと思います。

さて、学習発表会が終わり、皆様に「けやき」が届く頃には、高等部は現場実習が始まり、中学部3年生は京都から、小学部6年生はディズニーランド、ディズニーシーから、沢山の楽しい思い出をお土産に帰って来ると思います。児童生徒がそれぞれの行事を経て、確かな一歩を踏み出すことを願ってます。

                                       (教頭 内田 豊)


小学部の学習発表会

学習発表会での各学年の発表について保護者からどんな反響があったか、それぞれの学年の責任者に聞きました。

1年生

「ステージの上で発表することが初めてでしたが、楽しそうに発表する姿を見て、感動し涙が出ました。入学当初よりずい分と成長したことを感じました。子どもに合わせた配役でストーリーも分かりやすかったです。」

2年生

「子どもたちが、のびのびと演技していた。」「自信を持って、落ち着いてやっていた。」「子どもたちが動きやすいように工夫がされていた。」などの反響をいただきました。ありがとうございました。

3年生

「演奏、パズル、ダンスと盛りだくさんの内容でしたが、よくまとまっていて、とてもかわいかったです。見ていて思わず笑みがこぼれるようなステキなステージでした。」

4年生

「それぞれの子どもの役割がピッタリしていて、みんな自分の役をしっかりと演じていました。子供達が元気でかわいく、笑顔で演じている姿がよかったです。今までの中で今年が一番よかったです。」

5年生

「本当にびっくりショー!でした。口をポカンとあけたまま見ていました。」「ひとまわり体が大きくなったようでステージが小さく見えました。」「みんなかっこよくきまってましたね!」「一人ずつ名前を呼ばれてステージへ出ていくのが新鮮でした。」「ひとりひとりの得意なことが見られてよかった。」など大反響!でした。

6年生

一生懸命練習しました。たくさんの反響がありました。「華やかで見ごたえがあった。」「皆それぞれ力を出していた。」「背景がよかった。」「自然な流れの構成とアイデアがよかった。」などです。ありがとうございました。


中学部の学習発表会

みんな感動のステージでした。

1年生

「ふしぎなかめん」という劇をステージで発表しました。この劇は、美術の授業で制作した仮面をテーマとして、音楽の授業で踊った曲を中心に構成されています。生徒たちは、9月から日々練習を積み重ねてきました。本番での悪の仮面との対決に、仲間と協力して正義のダンスを表現することができ、多くの拍手をいただくことができました。

2年生

「南の国の ハメハメハ大王」でした。音楽の時間に学習したダンスや器楽を基に、フラダンスやファイヤーダンスの演技、また楽器の演奏に取り組みました。みんな楽しく発表することができました。

3年生

日頃の学習を振り返るツールとして、ドラえもんのタイムマシーンを採用しました。元気いっぱい活動する学校生活(世界)にタイムスリップしてのぞいて見ようという設定でした。体育や音楽が大好きな学年で、個々を生かしながらグループのチームワークが表現できました。また、タイムスリップの背景画は3年生全員で塗った力作でした。


高等部

1年生

「ねたろう、おきろ〜」随所にこのセリフが流れる劇です。ある日突然寝てしまった若者を、あの手この手でたたき起こします。26人の生徒の個性的な演技が、適材適所の場面で光っていました。当初は、ぎこちなかった動きが、日増しに上達し、「大きな声・大きな動き、あふれる笑顔」で自分の役になりきることができました。何をやっても起きなかった「ねたろう」が、若い娘の涙で復活するのも、頷けるのではないでしょうか?「我が家のねたろう」を思い浮かべながら見ていただけたものと思います。

2年生

今年の学習発表会は「ガジュマルの木とキジムナー」という来年の修学旅行先沖縄を舞台にした脚本、挿入歌もすべてオリジナルの劇の発表でした。希望する役のオーディションから始まった練習も回数を重ねるにつれ、たどたどしかった台詞にも感情がこもり始め、周りを見ながら踊っていたダンスもしっかり前を向き、振りにもメリハリがでてきました。そして、いよいよ本番、劇は大成功!自信に満ちたみんなの笑顔が舞台にはじけました。昨年よりも一回り成長した姿をご覧になっていただけたと思います。

3年生

『勇気・夢・希望に輝け!』を踊りで表現しました。『勇気』曲の速さに乗れず振りが合わない、踊り出しが反対になる、回転が難しいなど課題が山積み。しかし練習が日ごとに形になり、息もぴったりあった軽快な動きで発表できました。『夢』夜の遊園地のイメージをフープや傘の道具も入れながら踊りました。曲の中で自分の登場する場所をよく覚え、落ち着いて動いていました。挿入歌『笑顔』は学年のオリジナルソングです。♪マイビリーブ マイドリーム♪ 歌や踊りをみんなで合わせる楽しみを味わえた舞台発表でした。

分教室

大和アクターズスタジオの若者達が、明日のスターを目指して練習に励み公演する、劇「明日を信じて」を上演しました。劇は一人の力では出来ません。それぞれが自分の場面をしっかり演じることが繋がり合って初めて一つの劇になります。当初はぎこちない動きだったのが、練習の繰り返しで役が身につき滑らかな動きになっていきました。また家庭科の時間にお揃いのTシャツを印刷することで、連帯感も強まりました。

予行と本番のステージが始まる前はとても緊張した面持ちで、出番を待っていましたが、舞台に飛び出して、精一杯演じきるとみんな満足した表情に変わっていきました。それはたくさんの人達が見てくれることの喜びであり、自分の力を出し切った高揚感でした。各パートを演じた後、フィナーレでは全員で「涙をこえて」を歌いながら踊り、歌「希望の教室」(分教室の歌)の時に、舞台中央に出て誇らしげに両手を上げて拍手を受ける姿はとてもりっぱでした。日頃の生活とは違う貴重な体験をしたことで、また新たな学校生活の一歩を踏み出していく力になったことと思います。


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