更新年月日・2009年11月18日




教育課程・日課について

先日、来年度からのスクールバスの運行について説明会を実施しましたが、その際に、保護者の方々から教育課程に関する質問が多数出されました。

今回のスクールバスの運行見直しは、学習指導要領が改訂されたことから行われたのですが、なぜそのような見直しが必要であったのかをもう少し詳しく説明したいと思います。

教育課程及び学習指導要領について

学校の教育活動の大部分は、学校で定める教育課程に基づき実施します。そして、この教育課程の根拠となるのが学習指導要領です。

学校の教育活動

日本の学校の教育課程は、公立・私立に関係なく学習指導要領に基づいて作成されることになっています。これは、日本のどこに住んでいてもある一定水準の教育内容を子どもたちに提供することを、国として責任をもつために定めたものです。

小学校、中学校で用いる週の日課表での比較

学習指導要領は、それぞれの学校種ごとに幼稚園(正確には教育要領)、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校(幼稚部(教育要領)、小学部・中学部、高等部)があり、それぞれの学校は、学校種・発達段階で定められた学習指導要領に基づき教育課程を編成します。また、特別支援学校は、基本的には幼稚園、小学校、中学校、高等学校の学習指導要領を準用することになっており、障害により配慮しなければならない部分を特別支援学校の学習指導要領でおさえる形になっています。ですから、特別支援学校の学習指導要領は、通常の学校の教育課程とは異なる形を示す例外規定を集めたものともいえます。

年間総授業時数

今回、スクールバスの運行見直しが必要になったのは、小学校・中学校学習指導要領において年間の総授業時数が変更されたことによるものです。先ほど触れましたように、特別支援学校も特に定められていない部分は、小学校・中学校学習指導要領に基づいて教育課程を編成することになっていますので、小学校・中学校に準用する部分である年間総授業時数が変更されると特別支援学校の小学部・中学部も年間総授業時数を変更する必要があります。具体的には、次の表のように変更されました。

学習指導要領等の構成

そして、これらの授業は、原則として年間35週(小学校1年については年間34週)にわたって割り振ることになっています。それに基づき週あたりの授業時数を計算すると、次のようになります。

新旧学習指導要領における学校種・学年の年間総授業時数の比較

このままでは、イメージしにくいのでこれを小学校、中学校で用いる週の日課表の形で表すと次のようになります。なお、小学校については45分を単位時間とし、中学校については、50分を単位時間とすることになっています。

新旧学習指導要領における学校種・学年の週あたりの授業時数の比較

このように、年齢が上がるに従って学校の終業時刻が遅くなるようになっています。また、小学校の高学年や中学校では、授業時数の枠外で行われる児童・生徒会活動等がこの日課表の後に行われ、中学校ではさらに教育課程外の活動である部活動が行われています。

特別支援学校の教育課程

先ほど、「特別支援学校においても小学校、中学校の年間総授業時数が準用される」と述べましたが、そうであれば小学校や中学校と同じ終業時刻になるはずであるのに、小学校、中学校に比べて学校の終業時刻が早くなっているのはなぜでしょうか。

これは、障害のある子どもたちに対する教育課程上の工夫からこのような形になることが説明できます。

特別支援学校では、障害による学習上又は生活上の困難を主体的に改善・克服するために自立活動という学習の時間を設定することになっています。また、知的障害のある子どもたちは、日常生活に近い形の中で具体的・体験的に学習する必要もあることから、通常の学校では授業時数の枠外で設定される朝の会や給食等の特別活動と自立活動、各教科等をあわせて学習する工夫も必要です。

たとえば、朝の会で出席している子どもの数を数えたり、自分の名札カードを弁別するなどの学習や、給食の準備でトレーに一つずつ食器を置いたり、片付けの時に同じ食器をまとめる等の学習などがこれにあたります。

小学校・中学校の教育課程と特別支援学校(知的障害)の教育課程

このような学習を「各教科等をあわせた指導」といい、内容によって「日常生活の指導」とか「生活単元学習」「作業学習」などといいます。通常の学校では朝の会や給食等は授業時数の枠外で設定しているため、その分終業時刻は遅くなりますが、特別支援学校は「各教科等をあわせた指導」によりこれらの時間も授業時数の枠内で設定することができるため、小学校、中学校よりも終業時刻が早くなる形になっています。

スクールバスの2便制について

年間総授業時数については、これを下回ることはできませんが増やすことは可能です。しかし、その場合には「児童生徒の負担加重にならない限度で」と学習指導要領の解説に記述されています。今回、単位授業時間が50分の中学部の年間総授業時数が増えたことで、単位授業時間が45分の小学部3年生以上との差が一段と大きくなりました。元々本校では、小学部と中学部が同じスクールバスで下校していたため、中学部にあわせた小学部の年間総授業時数が2割程度多い状態であったのですが、このままではさらに児童の負担が大きくなることになりました。そこで、来年度からスクールバスを2便制とすることにしたわけです。

本校に通う児童生徒の通学範囲が狭ければ、もう少しきめ細かなバスポイントを設定することが可能ですが、2便制を行うためには説明会の時に提示した形で運行せざるを得ませんでした。

説明会の時にいただいたご意見の中には、学校としても実現したいというものもありました。しかしながら、限られた条件の中で様々な試行を重ねた上で導き出した2便制ということをご理解いただき、また来年度からのご協力をお願いいたします。

                                       (教頭 石上 信彦)


修学旅行 小学部6年生in東京ディズニーリゾート

11月5日(木曜日)晴れ

楽しみにしていた修学旅行、行ってきます。バスの中では、歌を歌ったり、マジックショーを見たりしました。

  • スプラッシュマウンテン:はじめ暗かったけど、あっという間に滝つぼに、どっぼーん!先頭に乗っていた友達は濡れてしまいました。濡れるのを分かっていて、隠れた友達もいました。
  • プーさんのハニーハント:とっても明るい100エーカーの森を、つぼに乗ってクルクルっとまわりながら進みました。プーさんが好きな友達が多く、手をふったりしていました。
  • ウェスタンリバー鉄道・ジャングルクルーズ・カントリーベアーシアター:でも遊びました。おみやげも買いました。
  • ホテル:おいしいハンバーグ、ケーキを食べました。13階から海やディズニーランドが見えました。

11月6日(金曜日)晴れ

友だちは朝からみんな元気です。ディズニーシーに行きます。はやくアリエルに会いたいな。

  • マーメイドラグーンシアター:アリエルがとってもきれいでした。海の仲間たちやちょっとこわいアースラもいました。やっぱり女の子たちの目はかがやいていました。
  • スカットルのスクーター:ぐるぐる回って、いすが上下に後ろ向きになる乗り物でした。回転系の大好きな友だちは、大きな声を出して、とても喜んでいました。

6年生全員が参加でき、けがや病気になる子どももなく無事に行ってくることができました。学年閉鎖の中、子どもの体調を整えてくださった保護者の方々ありがとうございました。


修学旅行 中学部3年生in京都

10月末、京都に行ってきました。

1日目は、新幹線に乗っていざ京都へ。幸運なことに、京都駅やバスの中から本物の舞妓さんを見ることができてました。最初に訪れた平安神宮では本物の車屋さんとの出会いがあり、ゆっくり散策を楽しみました。「みやこめっせ」では指導員の方から友禅染のやり方を教えてもらいながら熱心に取り組みました。

2日目は、トロッコ電車と東映太秦映画村。晴天のもとでトロッコ電車から見える左右の景色は美しかったです。映画村では、買い物や江戸時代の町並みの散策、様々なアトラクションを楽しみました。忍者ショーでは大興奮!なんといっても期待は、扮装写真でした。なりたい扮装を決めて所定の位置に立つと、2〜3人のスタッフが素早く着物(服)を着せてカツラをかぶせます。言われるままにカメラの方を向いてすべてが終わるまでの時間はわずか数分でした。それなのにできあがった写真は、いつのまにかバックもついていて予想以上の出来映えでした。

今回の旅行で忘れてはいけないのは、昭和の時代がそのまま残っている旅館でした。貸し切りでスタッフの皆さんがやさしかったです。なによりも駅に近かったので、夜の散歩でライトアップされた京都タワーをみることもできました。


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