更新年月日・2010年11月19日




交流フェスティバルの向こうに見えるもの

特別支援教育を巡る社会の流れは、インクルーシブな教育の実現に大きく舵を切りつつあります。これは決して現在の特別支援学校(養護学校等)を否定したものにはなり得ないと思いますが、改めて重要になってくるのは、いかに地域と一体になって子ども達を育てていくかと言うことです。地元に根付いた小中学校と比べて、数も少ない特別支援学校では、どうしても周辺地域からだけでなく、スクールバスや路線を乗り継いで遠くから通ってくる子どもたちが多くなります。おまけに危険防止などいろいろな理由で門を閉ざさざるを得ないので、ますます地元地域からは縁の薄いものになりがちです。

でも、よりよい教育環境を求めて、これからは居住地域と同様に学校地域とも温かい交流と助け合いの関係づくりが重要です。そのためにはまず地域に学校をもっと知っていただく必要があります。交流フェスティバルはそうした背景の元に企画されました。学校が行事として行うのではなく、ゆくゆくは地域に任せて学校は場所と機会を提供するだけという、地域の主体性やボランティアなどの人的資源を育てる意図も併せ持っています。

10月9日の開校記念日で瀬谷養護学校は開校40年を迎えました。言い換えれば、40年間この地に学校はあったわけで、これからもここ竹村町にあり続けます。地元のお年寄りなどにお話を伺うと、以前は前庭で盆踊りをやったり、桜の季節にお花見が行われたり、もっと地元との接点が多くあったようです。今からでも遅くありません、今一度地域に愛され、尊重される瀬谷養護学校を、インクルーシブ教育の基盤として取り戻すべきではないかと考えています。

どうぞ趣旨をご理解の上、思い切り楽しんでいただければと願っています。

                                       (校長 田村 順一)


交流フェスティバルに想いを寄せて

「付添登下校で"おはようございます"、"こんにちは"と挨拶を交わす保護者と町内の方の優しい眼差しを嬉しく思います」 これは保護者からの声です。

「以前は文化祭、銀杏拾いで養護学校に行く事ができたのに、最近は機会が少なくなりました」こちらは中屋敷公園清掃の際の地域の方の声です。

12月12日開催の交流フェスティバルは瀬谷養護学校を理解していただく絶好の機会ではないでしょうか。ステージでの児童・生徒の学習発表会の再現、先生のバンド演奏でのパフォーマンス、あんこ餅、豚汁、今年は他に何があるのかなあー。

学校行事として行うのではなく、学校、PTA保護者、地域の方と一体となって開催するフェスティバル、まさに養護学校の理解推進と地域交流の取り組みです。準備はそれぞれの立場で大変でしょうが、ここから今後進展するインクルーシブ教育の基盤作りが始まるのではないでしょうか。「子どもたちが主役」を念頭にフェスティバルを大いに楽しもうではありませんか。

                                    (PTA会長 藤井武志)


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