更新年月日・2011年6月16日




「若手を育てる」・「若手と育つ」
〜OJTの観点を取り入れた研修体制の充実

本年度の学校目標の一つに『指導力の向上と事故・不祥事防止体制の推進』を挙げています。学校では、初任者が平成22年度に8人、23年度に10人と増える中で、経験の浅い教員の研修は重要になっています。昨年度、保護者の皆様に学校評価アンケートをお願いしたときに、職員はどんな研修をしているのかわかりづらいとのご意見をいただきました。今回は、経験の浅い教員に対する「OJTの観点を取り入れた研修体制の充実」についてお話します。

さて、近年よく耳にするOJT (On-the-Job Training)ですが、第一次世界大戦中にアメリカの造船所の作業員不足から始まった職業訓練方法で、簡単に言えば、仕事をしながらノウハウを身に着けていくという研修方法です。

例えば、特別支援学校で、体育の時間に児童生徒が「先生がする体の動き」をまねてできるようになるということがあります。OJTでも「まね」ということが大切な要素になります。「まね」をするためには、その人をよく観察し、特徴をつかまなくてはなりません。もちろん経験の浅い教員が、ベテラン教員のすべてをそのまま「まね」するわけではなく、若手教員はティームティーチングを通じて「自分の長所を活かしながら」ベテラン教員から多くのことを学ぶことになります。特に初任者は年間に300時間の校内研修、25日間の校外研修が義務付けられているので、校内研修の一部を含み、学校内のほとんどの仕事がOJT ということになります。

OJTのもう一つの側面は、校内の様々な仕事を教えるベテラン教員側が、如何に仕事を見せ、説明するかにあります。児童生徒に教えるときも同じですが、教える内容を整理し、教え方を工夫することで自分自身が成長するのです。

『効果10倍の(学び)の技法』では、学んだことをどれだけ記憶にとどめられるかについて、見たとき15%、聞いて見たとき20%、話し合ったとき40%、体験したとき80%とし、それを超えるのが、教えたとき90%と紹介しています。ベテランに限らず若手の教員も自分が学んだことをどんどん他の教員に伝える場をつくり、全体の指導力向上に繋げていきたいと思います。

学ぶ側、教える側がともに成長するOJTを活用し、瀬谷養護学校をますます活気のあるよい学校にしていきたいと思います。

参考文献:吉田新一郎 岩瀬直樹(2007)『効果10倍の(学び)の技法』 PHP新書

                                       (教頭 山田 均)


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