更新年月日・2015年10月15日




まっちゃんMEMO  (教育活動支援グループリーダーのつぶやき)

「やるよ」と「行くよ」だけ?

「先生は『やるよ』と『行くよ』しか言わないんですか?」と、保護者に聞かれてしまった…と笑って話している職員がいました。その先生いわく、「だって、それだけ言って待てば、たいていのことは済んでしまうものだよ」と。


やるべき時にやる。行くべき時に行く。寝転がってだだをこねていても、静かに優しく、でも冷静に待つことで、案外、子どもたちは動いてくれる…というのです。

それは、時にお互いの我慢比べになることもありますが、無理強いでない要求ならば、またその子に「何をしてほしいか」「その結果、何が待っているのか」がわかるような伝え方をしているならば、どんなに重い障害の子でも動き出すのだそうです。


その「淡々と待つ」ということが、実は難しいこと。そして、動き出してくれるのは、その人が、いつも自分を認めてくれているという安心感が前提にあることは間違いありません。


「やるべき時はやらせなくては…」という気持ちから、何がなんでもと意地の張り合いになって、結局、収集がつかなくなる関係を目にしたことがあるのも事実です。子どもたちの思いに寄り添いながら、でも「こうしようね」と言いわたした後は、毅然と待つことができるその先生を密かに尊敬している私なのでした。


「自立の第一歩 その2」

家から帰ったら「脱いだ靴」はどうしていますか? 無造作に脱ぎ捨ててたものをかき集めるのはいつも「母の役目」であった我が家では、成長して大人になった今も、大きな靴が玄関を所狭しと散らばっているのを見て「自立していないなあ」とぼやいております。そんな有り様なので、脱いだ服が椅子の上に散らかっていたり、靴下がテーブルの下から発掘されたり…。「どうして物をあるべきところに置かない!」と、叱責している母なのでした。


ふりかえって、本校の子どもたちをみると、脱いだ靴は「自分で」「決められた場所に」置くことができるよう、靴の置き場がわかりやすいようになっていることに気がつきます。それは、足型であったり、個人用のBOXであったり、赤いラインに囲まれた枠であったり…

我が家でも、「脱いだ靴はここ」と置き場を決めておけばよかったのかなあ、と。まあ、今さらですが…(笑)


本校の子どもたちはとても律儀だなあ、と思うことがあります。脱いだ上着、カバンの置き場、本人にわかるように物の置き場が決まっていれば、そこに置くことができるようになるんですね。

我が家の例でもわかるように、大人になってから修正するのは難しいものです。脱いだ服はこのカゴに入れる、カバンを置く場所は柱の横、などなど、わかりやすいしくみが必要だったなあ、と思う今日この頃です。そう、親は少しでも楽をしなければ…


                                (教育活動支援GL   松島 ふみ子)

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