更新年月日・2016年1月18日




まっちゃんMEMO  (教育活動支援グループリーダーのつぶやき)

「自由」が苦手な子どもたち

この時間は自由にしていいよ。この場所では自由にしていいよ。…と言われたら、あなたは嬉しいですか?


実は「自由」が苦痛な子どもたちがいるのです。

何をしてよいかわからない不安。何かをして注意されたら…という不安。

予測しないことが起きてしまうかもしれない…という不安。

「何をしてもよい時間」の過ごし方を見つけられない子どもたちにとって、「自由」は苦痛だったりするのです。


「こだわり」と言われている行為は、実は「未知の状況の中で、いつもと同じ自分を確認する」ための方法であったり、「いつもと同じことができる中で、安心を求める」ための手段であったりするようです。


わからない状況の中で、見たことがあるもの、経験したことがあるものに頼ろうとする行動は我々にもありますよね。

せっかく海外旅行に行ったのに、マクドナルドを見つけて安心する日本人は案外と多いのではないでしょうか?


自立の第一歩 「自分の役割があること」

…と書こうとしていたら、この冬休み中に本校で行われた公開講座の講師の方からも、偶然その話をいただきました。


家庭では「おてつだい」と呼ばれることが多いようですが、自分が何かをすることで認められたり、まわりの人が喜んでくれたりする感じは、小さいうちから、ぜひ味わってほしいと思っています。


たとえば…

  • 食べ終えた食器は自分で台所に運ぶ。全部が難しければ割れない食器だけを運ぶ。それも難しければ、食卓の上の決められたお盆(トレー)に戻す。
  • 使用済みの紙おむつは、決められたところに自分で捨てる。
  • 脱いだ服は脱衣カゴに自分で入れる。自分でハンガーにかける(これは意外と難しい…)。

毎日、決められた役割があることで、生活のリズムが形作られ、安定する子どももいます。

やってもらうだけでなく、「やる人」になる。

そんな時間が増えていくとよいなあ…と思います。

                                (教育活動支援GL   松島 ふみ子)

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